アバター活用の研究
2026-08-13 13:32:43

アバターを活用した社交不安軽減の研究成果が国際論文に採択

アバターを使った新たな自己表現の可能性



一般社団法人キャリカの研究チームが、社交不安を抱える方々の自己表現を促すためにアバターを活用する研究を展開し、その成果が査読付き国際論文として採択されました。この論文のタイトルは「An Initial Exploration of Cognitive Changes in Avatar-Mediated Self-Expression Processes」で、2026年9月に出版予定です。

研究内容の背景



近年、社交不安は多くの人々が抱える問題として深刻に捉えられるようになっています。特に、人の視線を意識した際の不安感は、会話やコミュニケーションを避ける要因となり、日常生活に支障をきたすことがあります。その mitig(軽減)方法として、アバターを通じた自己表現が注目されるようになってきました。

本研究の目的と新規性



本研究は、アバターを使用することで社交不安が軽減されるのかを測定するのではなく、その前段階にある「言葉を話す前の気づき」に焦点を当てています。具体的には、参加者が自分の声や話し方に気づき、自分自身をどのように表現したいかを考える過程を探求しました。このアプローチは、従来のアプローチとは異なり、より自発的で自然な形での自己表現を目指しています。

研究の特徴



1. 現場実施の重要性
リサーチは、参加者が実際に通う障害福祉サービス事業所で行われました。この実践的リサーチは、リアルな福祉の現場における障害者福祉の視点で行われており、参加者の生活背景を基にした支援プログラムに組み込まれています。

2. 結果ではなく過程の把握
不安が軽減された結果を追うのではなく、自己表現の準備段階に焦点を当てることで、参加者が自己表現への意識を育む様子を明らかにしています。

3. アバターの役割
アバターを「話す存在」としてではなく、自己表現をするための「媒介」として捉え、参加者が自分の声と体で語ることで得られる変化を測定しました。

社交不安のメカニズムとその影響



社交不安は、人が他者の目を意識することで生じる強い不安のひとつであり、日常生活において様々な障害を引き起こします。アバターを介することで、自分の姿や表情に気を取られることなく、自分の声や表現方法に集中できる環境が提供されるのです。

アバターセッションの実施と成果



本研究には、社交不安を抱える2名の参加者が参加し、自己表現セッションが実施されました。まず、自分を表すアバターをVRoid Studioで作成後、アバターを見ながら自分の言葉で話すセッションが行われました。セッション後のインタビューでは、次のような気づきが得られました:
  • - アバターを介して「別の自分になった」と感じた。
  • - 声の調整や話し方の工夫についての意識が高まった。
  • - 他者からのフィードバックを受けたいと感じた。

将来の展望と社会への影響



アバター技術は、コミュニケーションの枠を超え、実際の職場で就労支援としての可能性を秘めています。遠隔接客やデジタルコンテンツ制作など、アバターが現場で効果的に活用される事例も増えており、今後多様な働き方の実現が期待されます。本研究はその基盤を整える一助となるでしょう。

また、今後の展開として、参加者がアバターを使った経験をどのように実生活に応用できるか、その成果がどのようにつながるかを引き続き研究していきます。

結び



松岡広樹氏は、「アバターを使用することで、社交上の障害を克服する新しい道が開ける。これからも、自己表現を促進し、次のステップへの準備をしていけるようサポートしたい」と述べています。この研究は、企業や地域社会への障害者支援の新たな可能性を広げていくことでしょう。


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会社情報

会社名
一般社団法人キャリカ
住所
埼玉県草加市中央1-1-12松ロイヤルビル4階
電話番号
048-954-7670

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