人生の壁:養老孟司
2024-11-18 11:30:07

人生の壁を乗り越える知恵!養老孟司氏の最新刊『人生の壁』発売!

人生は壁だらけ?養老孟司氏の最新刊『人生の壁』で人生の知恵を学ぶ



2003年の『バカの壁』から続くベストセラーシリーズ「壁」シリーズの最新刊『人生の壁』が、11月18日に発売されました。累計700万部を突破した人気シリーズの集大成ともいえる本書は、著者の養老孟司氏が自身の半生を振り返りながら、人生における様々な「壁」と、それらと向き合う知恵を提示しています。

人生の壁とは?



本書では、「人生」という大きなテーマを、具体的な章立てで丁寧に解説しています。子どもの頃の悩みや成長の過程、社会問題、そして人生観など、多岐に渡る話題が取り上げられています。それぞれの章では、現代社会が抱える問題点や、子育てにおける考え方、人生における大切な視点などが、養老氏独自の視点から語られています。

肺がんと向き合って生まれた新たな人生観



本書の執筆中には、養老氏自身も肺がんと闘病する経験をしました。この経験が、本書にどのように反映されているのか注目です。病気と向き合う中で養老氏の考え方に変化があったのか、その詳細が書かれており、読者に新たな視点を与えてくれるでしょう。

心に響く養老節が満載!



本書には、養老氏独特のユーモラスで、時に鋭い言葉が数多く登場します。

例えば、「子どもは何をすればいいのか、子育てで何に気を付ければいいのか」といった子育てに関する疑問に対し、

「あれこれ習わせることで、子どもが良い方向に育っていくというのは、一種の幻想ではないでしょうか。」
「将来のためにがまんしろ、先にはいいことがあるぞというのは、子ども時代そのものに価値を置いていないということです。」

といった、従来の子育ての常識を覆すような言葉が綴られています。

また、社会問題についても、

「他人の顔色をうかがうのは、不幸になる第一歩みたいなものです。」
「江戸時代に日本にやってきた外国人が、日本人の印象としてみんなニコニコしていると書いています。大して成長しておらず、また豊かでもないのに、です。」

など、鋭い観察眼とユーモラスな表現で、現代社会の問題点を指摘しています。

そして、人生観については、

「面倒くさいことがまったくない人生というのは、決して素晴らしいものではありません。むしろつまらないものです。」

と、読者に考えさせる言葉が並んでいます。これらの言葉は、単なる人生訓ではなく、養老氏自身の経験と深い洞察に基づいた、現代社会を生きる人々へのメッセージと言えるでしょう。

本書から得られるもの



『人生の壁』は、単なる自己啓発本ではありません。養老氏の言葉を通して、読者は自分自身の人生と向き合い、より深く理解することができます。本書に書かれている言葉の一つ一つに、読者自身の解釈を加えることで、新たな気づきや学びが得られるはずです。人生に迷っている人、何かを変えたいと思っている人にとって、本書は必読書と言えるでしょう。

書籍情報



タイトル:『人生の壁』
著者:養老孟司
出版社:新潮社
発売日:2023年11月18日
ISBN:978-4106110665
* 定価:968円(税込)


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