あずさ監査法人とWorkivaの新たな協業
有限責任あずさ監査法人とWorkiva, Inc.の日本法人であるワーキーバジャパン合同会社は、企業のサステナビリティ情報開示のための協業を開始しました。これにより、SSBJ基準やISSB基準、CSRDなどの規制に則った情報管理やレポーティングの効率と信頼性を高めることを目指します。
Workivaのクラウドプラットフォームの強み
Workivaは、財務、サステナビリティ、ガバナンス、リスク、コンプライアンス(GRC)などのデータやレポート業務を簡素化するためのクラウドプラットフォームを提供しています。このプラットフォームは、業務プロセスとシームレスに統合され、チームのコラボレーションを促進します。
ユーザーは文書作成からデータ連携、レビュー、承認、提出までを一環として管理でき、リアルタイムでの共同作業が可能になります。また、AI機能や自動リンク機能のおかげで、高速かつ正確なレポーティングを実現し、各国の規制要件にも対応できます。現在、世界中の6,300社以上がWorkivaのサービスを利用しており、Fortune 500企業の85%以上が導入しています。
あずさ監査法人の特色
あずさ監査法人は、企業報告支援の分野で長年の知見と専門性を持ち、サステナビリティ情報の収集や開示、管理体制の構築について包括的な支援を行っています。特に重要課題の特定や方針策定、目標設定、実績のモニタリング体制の構築に力を入れています。これにより、企業がサステナビリティ経営を推進するための土台を整えています。
一方で、Workivaのプラットフォームは、情報収集や管理業務の効率化に寄与し、正確なデータの提供を支えています。あずさ監査法人はこのプラットフォームを通じて、企業のサステナビリティ戦略の高度化に貢献することを目指しています。
Workivaについて
Workiva Inc.は、透明性、説明責任、信頼性の向上に寄与する企業です。全世界で6,000社以上の組織において、財務、会計、サステナビリティ、リスク、および監査業務に利用されています。Workivaの設計は、セキュリティや監査対応に配慮されており、AIを活用したコラボレーションを通じて、データの接続からプロセスの統合、チームの連携を革新します。
あずさ監査法人の業務範囲
有限責任あずさ監査法人は、全国各地に約7,000名の専門家を擁し、幅広い非監査証明業務を展開しています。包括的な財務会計アドバイザリーをはじめ、内部統制、ESGアドバイザリー、規制対応などさまざまなサポートを提供しており、特定の業界ニーズに応じたサービスを展開しています。また、KPMGインターナショナルのメンバーファームとして、広範囲なグローバルネットワークを生かし、国際的な視点からもクライアントへの支援が可能です。
このように、あずさ監査法人とWorkivaの協業は、企業のサステナビリティ情報開示の効率化と透明性向上に大きく寄与すると期待されています。今後の動向に注目です。