ジャイアントパンダがつなぐ、いのちの物語
2025年9月14日、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで特別なトークイベントが開催されます。このイベントは、動物写真家の中村惠美さんとアドベンチャーワールドの副園長、中尾建子さんがジャイアントパンダの保護についての思いを語る「写真が語るいのちの物語 〜ジャイアントパンダがつなぐ未来〜」というテーマのもと行われます。
1. ジャイアントパンダの保護と繁殖
アドベンチャーワールドは1994年から30年以上にわたり、日中両国でジャイアントパンダの保護や繁殖に取り組んできました。今年の6月には、これまで飼育されていた全てのパンダが中国に帰国しました。しかし、パンダへの思いは続いています。新たに開始された『PANDA LOVE CLUB』は、パンダに対する感謝と愛情を表現するための活動です。このクラブは、飼育スタッフやファンが一緒に参画し、パンダと共に未来を見据えた新しい試みです。
2. トークイベントの内容と目的
トークイベントでは、中村惠美さんがアサイラムフィールドでのジャイアントパンダの生態や、中国における保護活動について語ります。中村さんは独自の視点から、パンダたちの生きざまを写真を通じて紹介します。さらに、中尾副園長がアドベンチャーワールドでのパンダの誕生と成長の過程を語り、動物たちがどのように人々に喜びを与えているのかを伝えます。
3. パンダを通じたメッセージ
イベントの終盤には、「ジャイアントパンダから見る未来」というテーマで、参加者たちと共に、持続可能な開発目標(SDGs)の観点から未来の地球を守るために何ができるのかを考える時間が設けられます。登録は無料としていますが、別途入園料と駐車料金が必要ですので、事前に確認しておくことをお勧めします。
4. 中村 惠美さんの紹介
中村惠美さんは東京都生まれの動物写真家で、1998年にノルウェーのロフォーテン諸島で初めて野生のシャチと出会いました。それ以来、自然と野生動物に魅了され、世界中の野生動物の撮影に挑んできました。最近では、中国の四川省や雲南省での撮影を通じて、ジャイアントパンダの魅力を発信しています。彼女の作品は雑誌や新聞に掲載され、スライドトークなどで広く知られるようになっています。
5. アドベンチャーワールドの役割
アドベンチャーワールドは、単なるエンターテインメントの場ではなく、「いのちを見つめ、問い続ける」ことを理念として掲げています。すべての生命がつながり、未来においても豊かな地球が続くようにするための活動に力を入れています。彼らは、地球上のすべての存在が笑顔で満ち溢れることを目指し、持続可能な環境づくりを推進しています。
このトークイベントは、ジャイアントパンダの魅力とその保護の必要性を再認識する絶好の機会です。お近くの方々はぜひ参加されることをお勧めします。