Lean Mobility、小型EV量産へ
2024-02-22 11:00:02
日台共同EVメーカーLean Mobility、28億円調達で小型EV量産へ!グローバル市場進出を目指す
日台共同開発の革新的小型EV「Lean3」が量産へ!グローバル市場進出を目指すLean Mobility社の挑戦
近年、環境問題への意識の高まりから、電気自動車(EV)への注目が集まっています。その中で、日本と台湾の企業が協力して設立したLean Mobility社は、都市型小型EV「Lean3」の開発で大きな注目を集めています。この度、台湾の有力企業から28億円もの巨額出資を受け、量産化に向けた最終段階に突入しました。
28億円の資金調達:台湾企業連合による強力な支援
今回の資金調達には、台湾を代表する自動車関連企業など複数の企業が参加。単なる資金提供だけでなく、技術協力や販売網の構築など、多方面での連携が期待されます。Lean Mobility社は、これらの協力を基盤に、開発から生産、販売に至るまで、バリューチェーン全体を強化し、グローバル市場への進出を加速させようとしています。
Lean Mobility社の強み:グローバルな人材と確立されたサプライチェーン
Lean Mobility社は、トヨタ自動車出身の谷中壮弘CEOをはじめ、自動車業界、IT業界など多様な分野のスペシャリストが集結しています。その経験と知識を活かし、革新的な小型EV「Lean3」の開発に成功しました。さらに、量産に必要な部品の大半はすでに供給先が決まっており、サプライチェーンの構築も最終段階を迎えています。これにより、安定した生産体制とスムーズな市場投入を実現できる見込みです。
Lean3:乗用車の1/3サイズ、2人乗り可能な高機能小型EV
Lean3は、乗用車の約1/3というコンパクトなサイズながら、2人乗りを実現。後部座席にはISO規格準拠のチャイルドシートも装着可能で、雨風を防ぐキャビンと空調も完備しています。さらに、独自の「アクティブ・リーン・システム」を搭載。コーナリング時に車体を傾斜させることで、安定性と快適性を両立した走行を実現しています。この革新的な技術は、Lean Mobility社が「RideRoid」と呼ぶ、新しいモビリティの概念を体現しています。
2025年市場投入、そしてグローバル展開へ
Lean Mobility社は、2025年中の市場投入を目指し、開発を加速させています。まずは台湾市場でのローンチを皮切りに、日本や欧州市場への進出も視野に入れています。5年以内には5万台以上の生産を計画しており、都市部のモビリティ需要の高まりを捉え、グローバルな事業展開を目指しています。Lean3が都市部の交通問題解決に貢献するだけでなく、環境にも配慮した新たなモビリティの選択肢として、世界中に広がっていくことが期待されます。
直接販売モデルと顧客との共創
Lean Mobility社は、顧客との密接な関係構築も重視しています。製品発売後は、直接販売モデルを採用し、顧客からのフィードバックを製品開発やサービス向上に活かしていきます。さらに、オープンイノベーションを通じて、顧客体験を豊かにするサービス開発にも取り組んでいく方針です。
Lean Mobility社のビジョン:「Drive Lean, Live Life」
Lean Mobility社のビジョンは、「Drive Lean, Live Life」です。これは、よりスマートで効率的な都市交通モデルを提供し、持続可能な未来に貢献するという強い意志を示しています。平均的な乗用車の利用効率の低さを課題として捉え、小型EVという新たなアプローチで、都市生活の質向上と環境保護の両立を目指しています。
CEO谷中壮弘氏のコメントとプロフィール
Lean Mobility社のCEO、谷中壮弘氏は、東京大学工学部卒業後、トヨタ自動車株式会社に入社。シャシー設計や走行制御システムの開発、新コンセプト車両の企画、都市交通システムの研究開発などに携わってきました。数々のプロジェクトを通じて小型モビリティの可能性に着目し、2022年にLean Mobility社を設立しました。今回の資金調達と量産化への到達について、更なるパートナーとの連携を強調し、ビジョンの実現への強い意欲を示しています。
まとめ
Lean Mobility社の挑戦は、都市部の交通問題に対する革新的なソリューションであり、環境配慮と経済発展の両立を目指すものです。今後の展開から目が離せません。
会社情報
- 会社名
-
Lean Mobility株式会社
- 住所
- 愛知県豊田市西広瀬町川原田519-2
- 電話番号
-
070-1210-5179