新年を迎える特別企画展「心を寄せて」
2025年1月4日から、株式会社プレナスが運営するPlenus OBENTO Galleryにて「新しい年、はじまりに心を寄せて」というテーマの特別企画展が開催されます。この展覧会では、日本の弁当文化と携行食の歴史を深く掘り下げ、お正月に欠かせない「おせち」料理の起源とその意味を探ります。
展示される内容
展覧会では、まず、お弁当のルーツとも言われる「糒(ほしい)」について紹介します。この古代携行食は、米を蒸してから天日で乾燥させたもので、非常に軽くて持ち運びしやすい特徴があります。どこでも簡単に食べられるため、過去には旅人や兵士の食糧、そして現代では登山や災害時の備蓄食、さらには宇宙食としても利用されてきました。『日本書紀』にも登場する「糒」は日本の食文化に欠かせない一品と言えるでしょう。
おせち料理の歴史
続いて、「おせち」の歴史に移ります。「おせち」は、元々農耕行事として新しい年の無事と豊作を祈るために神様への御馳走として用意された料理で、年神様の霊力を分けてもらうための「直会(なおらい)」の習わしに起因します。このような背景から、おせち料理には「豊作祈願」や「子孫繁栄」の意味が込められています。更に、江戸時代の寛政期(1789~1800)からは重箱に詰める形が定着し、今では「数の子」や「田作」などが定番の料理として名を連ねています。
イベント概要
以下に展覧会の詳細をお知らせします。
- - 会期: 2025年1月4日(土)から開始
- - 開館時間: 9:00~17:30
- - 休館日: 土日(第一土曜日を除く)と祝日
- - 入場料: 無料
「Plenus OBENTO Gallery」は、東京都中央区日本橋茅場町に位置しており、通りかかった際にはぜひ訪れてみてください。お弁当だけでなく、日本の食文化の深さを再確認できる素晴らしい機会です。
交通アクセス
東京都中央区日本橋茅場町1丁目7番1号 日本橋弥生ビルディング1F
詳細は
Plenus OBENTO Galleryの公式ホームページをチェックして、新年の幕開けにふさわしい展示を楽しんでください。