東京と故郷をつなぐ「湯沢カンファレンス」の魅力とは？

東京と故郷をつなぐ「湯沢カンファレンス」の魅力

東京と故郷の2拠点での働き方が注目を集める中、秋田県湯沢市の出身者による「湯沢カンファレンス」が開催されます。このイベントは、湯沢出身の人々やその地域を支援したいと考える人々を結集し、地域の活性化を図ることを目的としています。もっと自分の故郷に貢献したい、そう思う人々が集まるこのコンファレンスは、単なる集まりではなく、未来に向けた具体的なアクションを生み出す場でもあります。

湯沢カンファレンスについて

「湯沢カンファレンス」とは、首都圏にいる約1000人の湯沢出身者をターゲットにした、地域のファンを育成するためのイベントです。開催日は2016年9月11日、場所は東京・有楽町のTURNSコミュニティスペースです。この日、特に注目されるテーマは「ゆざわジオパークの可能性」。ゲストには、湯沢市産業振興部の観光・ジオパーク推進課の課長である沼倉誠さんを迎え、地域の魅力や将来のビジョンについて深く掘り下げます。

参加費は3500円で、交流会も含まれており、報道関係者には無料での参加が提供されます。このイベントでは人々の交流が促進され、湯沢を思う人々が集結し、地域に対する新たな支援の形を見出すことが期待されます。

2拠点ワークの提唱

東京と故郷の2拠点で働く「2拠点ワーク」という概念は、地域の過疎化問題に対する一つの回答と捉えられています。東京で培った経験を故郷に還元しつつ、地域での新たなビジネスチャンスを掘り起こす取り組みです。特に、過疎化が進む地域には、新たな視点が必要です。こうした背景から、主催者は自らの経験を活かし、参加者に故郷を思う気持ちや地域づくりへの意欲を喚起しています。

秋田をつなげるプロジェクト

「秋田をつなげるプロジェクト」は、地域の持続可能な発展を目指すソーシャルビジネスの一環として、2015年に立ち上げられました。代表の三浦知記氏は、故郷への恩返しとして、さまざまな人材育成や地域のサポートにつながる機会を提供しています。この中には、地方の高校生に多様な経験を積む場を設ける「More Opportunities（モアオポ）」も含まれており、地方創生の力強い推進力となっています。

湯沢市の基礎知識

秋田県最南端に位置する湯沢市は、約5万7000人の人口を持つ地域です。近年は過疎化が進行しており、2040年には人口が3万人を下回るとの予測も出ています。かつての栄華に比べ大きな変化を遂げたこの町は、小野小町の出生地や稲庭うどんの名所としても知られています。毎年行われる「小町まつり」や「全国まるごとうどんEXPO」は、多くの人々が訪れるイベントとなっています。