Japan ticketとKlookの新たな協業
株式会社Japanticketが運営するeチケット管理システム「Japan ticket」が、旅行・レジャー予約サイト「Klook」とのAPI連携を開始しました。この画期的な連携により、日本の観光体験チケットが「Klook」で瞬時に予約できるようになり、観光事業者の管理業務を軽減し、訪日旅行客の体験満足度の向上にも貢献します。
連携の背景
2024年12月の訪日外客数は3,489,800人に達し、前年同月比で27.6%増、2019年同月比でも38.1%増という過去最高の数字を記録しています。年間の訪日外客数も36,869,900人に達し、2019年の記録を15.6%上回りました。このような傾向の中で、リピーターの多い市場である香港や台湾では、特に地方や新たな観光スポットへの関心が高まっています。
Klookは、世界中の観光スポットやアクティビティをいつでも簡単に予約できるサービスを提供しています。この普及は特にミレニアル世代やZ世代に支持されており、アジア太平洋地域を中心に急成長を遂げています。個人手配旅行が進む中、オンラインプラットフォームの重要性が増す一方で、「Klook」のようなサービスは訪日旅行のニーズに多様な選択肢を提供しています。
連携の概要
今回の連携を通じて、「Japan ticket」は「Klook」で即時予約が可能なチケットを販売することが実現しました。具体的には、飲食店向けのコースチケットや入場施設の入場券、アクティビティの体験チケットなどが含まれています。この即時予約対応により、観光事業者は予約対応や在庫管理の負担を大幅に軽減でき、ユーザーにとっても予約手続きがスムーズになり、旅行体験の質が向上します。
今後の展望
Japanticketは、今後もアライアンスネットワークを拡大し、インバウンド集客の支援を続けていく方針です。「Japan ticket」は、魅力的な日本の体験をeチケット化し、外国人観光客が海外プラットフォームや自社のホームページ、SNSを通じて利用することが可能です。これにより、観光チケットの販売だけでなく、予約や在庫の管理、決済までを一元管理できる体制を構築しています。
特に、キャッシュレス決済の導入により外国語対応の負担を軽減し、無断キャンセルのリスクを減少させることが期待されています。
VPNが未来の観光業を次のステージへと導く中、JapanticketとKlookの提携は、訪日旅行の新たな可能性を切り開くものと言えるでしょう。