国際授業研究プログラム開催
2023-11-08 19:31:43

東京学芸大発ベンチャーが主導する国際授業研究プログラムが開催

東京学芸大学発ベンチャー企業が主導する国際授業研究プログラム



東京学芸大学発のベンチャー企業であるIMPULS合同会社は、11月7日から16日にかけて、「授業研究イマージョンプログラム」を開催しました。このプログラムは、東京学芸大学数学科教育学研究室と米国Lesson Study Allianceとの共催で、日本の授業研究への理解を深めることを目的としています。

国際的な視点を取り入れた授業研究

本プログラムは、海外から算数・数学教育の研究者や現職教員を招き、日本の授業研究の実際を学び、より良い授業研究のあり方について議論を深める場を提供しています。2012年から2023年6月までの間に、13カ国から355名以上の参加者がありました。

今年のプログラムでは、サンフランシスコ統一学区教育委員会による授業研究プロジェクトの一環として、米国統一カリキュラム策定に携わったPhil Daro氏と、同教育委員会の管理職が来日。日本の小学校で授業研究を体験しました。

プログラム参加者は、カリフォルニア州から16名にのぼり、日本の教育現場を肌で感じることができました。参加校は、多摩市立多摩第一小学校、富士河口湖町立船津小学校、新座市立新堀小学校、大田区立多摩川小学校など、多様な地域にまたがっています。

活発な意見交換と学びの機会

参加者は、日本の小学校での授業参観や、教育関係者との意見交換会などを通して、日本の教育現場の現状や課題を理解しました。プログラム期間中は、講義や校内研修、地域研修などを通して、日本の授業研究の特色や実践方法を学ぶ機会が提供されました。最終日には、参加者全員による総括討議が行われ、プログラムを通して得られた学びや気づきを共有しました。

公開セミナーでの情報発信

11月16日には、東京学芸大学にてオープンセミナー「今こそ聞きたい!授業研究グローバルトーク「サンフランシスコと日本の授業研究」」を開催。サンフランシスコと日本の授業研究の現状や課題、そして将来展望について議論が交わされました。

プログラムを支える関係者

本プログラムには、東京学芸大学の名誉教授や教授陣、そしてLesson Study Allianceの理事長など、多くの教育関係者が講師や関係者として参加。多角的な視点から、質の高い授業研究プログラムを実現しました。

IMPULS合同会社について

IMPULS合同会社は、東京学芸大学の研究活動から生まれたベンチャー企業です。同大学がこれまで取り組んできた国際的な教育研究プロジェクトの成果を活かし、日本の教育の国際化に貢献しています。

今後の展望

本プログラムは、今後も継続的に開催される予定で、国際的な教育交流の促進、そして日本の教育の更なる発展に貢献していくことが期待されています。

会社情報

会社名
IMPULS合同会社
住所
東京都小金井市貫井北町4-1-1
電話番号

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