大阪医療福祉専門学校の新プログラム「ICA」が始動
2023年10月18日、大阪医療福祉専門学校で、新しい選択科目「インテリアケアプラン アテンダント(ICA)」が導入され、注目を集めています。このプログラムは、患者が自宅で療養を行う際に必要な「住」と「暮らし方」について支援する内容となっており、特に作業療法士の役割が強調されています。
自宅療養とその課題
現代の医療環境において、医療施設から自宅での療養を選ぶ患者が増えていますが、その一方で、自宅で療養するためには医療と生活環境をどのように整えるかが大きな課題です。そうした中、建築やインテリアに関する専門知識を持たない家族が急にこれらを整えるのは難しい現実があります。そこで、この新しいカリキュラムが役立つことが期待されています。
「ICA」の内容と目的
インテリアケアプラン アテンダント(ICA)は、患者の身体状態を理解し、日常生活への復帰をサポートする作業療法士が自宅療養において「住」と「暮らし方」の面から大きな役割を担うことを目的としています。これにより、患者が快適かつ的確に自宅での生活を行えるような支援が可能になります。
プログラムを受講した学生は、授業終了後に試験を受け、この資格を得ることで、「インテリアケアプラン アテンダント(ICA)」として認定されます。これにより、医療と住環境の融合を図り、患者やその家族への複合的な支援が行えるようになります。
広がる可能性
このプログラムは、大阪医療福祉専門学校内での導入にとどまらず、国内外での展開を視野に入れています。医療施設からの自宅療養ニーズが高まる中、インテリアデザインに関する知識を生かし、より多くの患者に貢献することが目指されています。
そして、授業では専門的な知識を簡素化し、実践的に役立つ形で構築されているため、学んだことを即実生活に活かせるのも大きな魅力です。今後の取り組みによって、多くの患者とその家族にとって利便性の高い支援が実現することでしょう。
お問い合わせ先
インテリアケアプラン アテンダント(ICA)に関する詳細は、大阪医療福祉専門学校または株式会社デザインクラブまでお問い合わせください。連絡は以下の電話番号で受け付けています:078-334-7816(担当:澤)。
会社概要
株式会社デザインクラブは、リクルートグループを経て、独立した小川千賀子が代表を務める企業です。インテリアデザインを主な業務とし、特にホテルなどの大規模なプロジェクトに携わってきました。コロナ禍における新しい働き方にも着目し、「女性が働きやすい職場」を目指す取り組みをしています。
新しいカリキュラムがどのように進展していくのか、多くの関心が寄せられています。今後の展開に期待が膨らみます。