サバサバ出展レポート
2025-07-29 10:33:28

タンザニア最大の国際見本市「サバサバ」に出展したマーケットエンタープライズの取り組み

タンザニア最大の国際見本市「サバサバ」への出展



2025年6月28日から7月13日の間、株式会社マーケットエンタープライズ(以下「マーケットエンタープライズ」)は、タンザニアの最大都市ダルエスサラームで開催された国際見本市「サバサバ」に出展しました。この見本市は、タンザニアの農業発展や経済自立支援を目的としており、特に中古農機具事業に焦点を当てています。

出展の背景と目的



マーケットエンタープライズは、独立行政法人 国際協力機構(JICA)が2024年に行う「中小企業・SDGsビジネス支援事業」において、中古農機具の輸出支援に関する調査を提案し、これを採択されました。現在は、タンザニアでの中古農機具事業の可能性を模索しており、この「サバサバ」においてニーズの確認調査を行う重要な機会として位置づけています。

ブースでは、トラクターを展示し、来場者に興味を持ってもらえるよう意識的にアプローチしました。約4,000名の来場者が訪れ、特にトラクターや耕運機に関心を示す方々が多く見受けられ、私たちの取り扱う中古農機具の魅力について熱心に聞いていただけました。

調査活動とその成果



来場者との交流を通じて、私たちは日本の中古農機具に対する認知度を高めると同時に、ビジネスマッチングの機会も得ることができました。また、会期中には国際連合開発計画(UNDP)のタンザニア常駐代表、小松原茂樹氏も来場し、現場を視察されました。

さらに、ブース出展の合間をぬって、タンザニア国内の企業や農家も訪問し、現地のメンテナンス体制や状況を確認するためにヒアリングを行いました。この活動を通じて、現地の実情を把握し、課題を明らかにすることができました。特に、輸出に向けた課題解決に役立つ情報を集めることができた点が、今後の事業に大きな影響を与えると考えています。

将来の展望



この調査を通じて、タンザニア内での新たな販路が開ける見込みが立ちました。今後は、継続的にニーズ調査を進め、中古農機具を通じてタンザニアが直面している労働力不足や生産性低下の問題を解消するための体制を構築していく方針です。将来的には、タンザニアだけに限らず、東アフリカ地域全体においても事業展開を視野に入れ、開発途上国での農業近代化や循環型社会の形成を促進していきます。

サバサバについて



「サバサバ」とは、7月7日を中心に行われるタンザニア最大規模の国際見本市で、独立運動の中心とされたタンダニーカ・アフリカ民族同盟の創設を祝い、毎年多くの来場者を迎えます。

JICA Bizとは



JICA Bizは、日本の民間企業が開発途上国の課題解決に貢献するためのビジネスを支援する事業で、マーケットエンタープライズはその中でニーズ確認調査に応募し、採択されています。このような取り組みは、将来的なビジネスの糧となります。

マーケットエンタープライズについて



マーケットエンタープライズは、2006年に設立された企業で、ネット型リユース事業を軸に様々な事業を展開しています。持続可能な社会の実現を目指し、成長を続け、2022年にはプライム市場に上場しました。農機具の輸出を通じて、地域振興にも寄与することを目指しています。


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会社情報

会社名
株式会社マーケットエンタープライズ
住所
東京都中央区銀座1-10-6 銀座ファーストビル2階・3階
電話番号
03-5159-4060

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