地域と食を結ぶ『mini-ichi』誕生
湘南鎌倉エリアに新たな商店街が登場しました。それが『mini-ichi(ミニイチ)』です。この取り組みは、地元の食文化を促進しつつ、地域の活性化を目指しています。『mini-ichi』は、公共施設や商業ビルに設置されたIoT冷蔵庫型販売機を使用し、地元自慢の商品をリアルタイムで販売するサービスです。地域住民は、会員登録後、キャッシュレスで買い物ができ、地元の味を手軽に楽しむことができます。
このサービスの導入背景には、コロナ禍により生じた地域のつながりの希薄化や、食品廃棄の深刻な問題があります。どんぐりピット合同会社は、2020年からこのシェア冷蔵庫サービスを開発し、地域での人と人とのつながりを生み出しながら、地産地消を促進し、食品ロス問題の解決に取り組んでいます。
湘南鎌倉での実証実験
『mini-ichi』は、湘南鎌倉地域の江ノ島電鉄と協力し、実際の店舗や農漁業を営む地域内生産者が出店者となる実証実験を実施します。設置場所は江ノ島電鉄の江ノ島駅と藤沢駅で、利用者は冷蔵庫の中から地元の商品を選び、購入することができます。これにより、消費者と生産者のつながりを強め、地域の魅力を発見する機会が生まれます。
実証実験では、次の3つの主な目標を掲げます。
1. 地元の魅力発見と農漁業の付加価値向上
2. DXとIoTを活用した地域共創による居住価値の向上
3. 地産地消の促進によるカーボンニュートラルとSDGsの推進
このように、地域の食の魅力を引き出すことで、人々の生活に新たな価値をもたらします。
開店に向けた取り組み
『mini-ichi』は、2023年2月にオープン予定で、営業時間は始発から終電までの無休営業を計画しています。さらにオープンを記念して、2月4日に体験会を実施し、江ノ島駅に設置された冷蔵庫を見学しながらサービスの説明や会員登録が行われます。興味のある方はぜひ参加してみてください。
江ノ島電鉄の社長は、「地域に賑わいを生み出すために、人と人との繋がりが重要であり、食を通じた新たな試みである『mini-ichi』に期待している」と語っています。地域の人々が食を通じてつながる機会を創出し、湘南鎌倉の魅力を発信できるこの取り組みに、目が離せません。
どんぐりピット合同会社と地域の未来
どんぐりピットは、愛知県から誕生したスタートアップ企業で、食の新しいビジネスモデルを展開してきました。今後も地域との関係を築き、持続可能な社会を実現すべく、さまざまな取り組みを進めていくでしょう。
公式サイト: mini-ichi
いかがでしたか?新しい商店街『mini-ichi』で、地元の味を楽しみ、地域を応援していきましょう!