2024年9月賃貸市場動向分析
不動産テック企業、いえらぶGROUPが発表した最新の賃貸市場動向分析によると、カップルやファミリータイプの賃料が全国的に上昇しています。しかし、この上昇の裏には地域ごとの大きな差が存在しています。
1. シングルタイプの特徴
シングルタイプの平均賃料上昇率トップは、島根県と徳島県が109.2%で同率1位となりました。この結果は、地方都市が賃貸市場での優位性を示していることを示唆しています。特に島根県は、カップルタイプやファミリータイプでも賃料がそれぞれ108.6%、102.5%と上昇傾向にありました。
一方、四国地方や中国地方の他の県では昨年に比べて平均賃料が減少していることも注目すべき点です。
2. カップルタイプの惨状
カップルタイプの平均賃料は全国的に見れば48都道府県中42県が上昇していますが、特に関東地方の神奈川県、埼玉県、千葉県がワースト10にランクイン。特に神奈川県は前月比で賃料が下落し、神奈川県は94.7%と低迷しています。
逆に、高知県はシングルタイプとファミリータイプが上昇する中、カップルタイプだけが最下位に転落したことが特徴的です。
3. ファミリータイプの急上昇
ファミリータイプの平均賃料は、全国的に見ると47都道府県中40県が上昇。特に大阪中心部の6区では138.6%もの大幅な上昇を記録しています。大阪はカップルタイプでも116.1%、大型ファミリータイプでは171.3%の上昇を見せるなど、全体的な賃料高騰が顕著です。
一方、大阪近隣の神戸市では大型ファミリーの平均賃料が75.3%と減少している点も注目です。
調査の背景
この調査は2023年9月から2024年9月にかけて行われ、いえらぶBBに掲載された約150万件の賃貸マンションデータをもとに集計されました。分析対象には、シングル、カップル、ファミリーに加えて大型ファミリータイプが含まれています。
いえらぶBBについて
いえらぶBBは賃貸管理会社と仲介会社をつなぐ業者間流通プラットフォームです。これにより、物件流通から内見、申込み、保証審査、契約等のプロセスをオンラインで一元化し、不動産業務の効率化に貢献しています。これらのサービスは全国25,000社以上に提供されています。
まとめ
2024年9月の賃貸市場動向は、カップルやファミリータイプの賃料が全国的に上昇していることが明らかになりましたが、関東地方が特に苦戦している状況もまた目立っています。今後の市場動向に注目し、どのような変化があるのかを見極めることが重要です。