コンテナ船動静情報の新時代到来
国土交通省港湾局が運営するプラットフォーム、「Cyber Port」が新たな機能を追加しました。この機能は、民間企業間のコンテナ船の動静情報をリアルタイムで取得できるもので、特に東洋信号通信社が提供するVessel Schedule Service(VSS)と連携する形で実現されます。
この新機能は、特に港湾物流業界での業務の効率化と生産性向上を目指しており、今後の物流業界に大きな影響を与えることが期待されています。トライアル期間は2023年2月17日から3月14日までの約1カ月間ですが、終了時期は延長される可能性もあります。
Cyber Portとは?
Cyber Portは、国土交通省港湾局が提供する電子化プラットフォームで、民間事業者がコンテナ物流手続を効率的に行えるように設計されています。これにより、業務の手間が大幅に減少し、リアルタイムでの情報取得が可能になることから、貿易業者にとって非常に貴重なツールとなっています。
トライアル実施の背景
東洋信号通信社のVSSは、既に多くのユーザーによって利用されています。このサービスは、入出港の確定情報や輸出入の換算レートをリアルタイムで提供していますが、これまでのところ情報は本船単位での提供が主でした。このため、企業は自社の貨物ごとに情報を知りたい、または利用しているシステムと連携して情報を取得したいというニーズが高まっていました。これに応える形でCyber Portでは新機能の検討が進められました。
無料トライアルの詳細
トライアルに参加したい企業は、Cyber Portへの利用登録が必要です。トライアル期間中は無償でサービスを利用できるため、ぜひこの機会に新機能を試してみてはいかがでしょうか。また、新機能に関するアンケートへの協力も求められていますので、意見を反映できるチャンスでもあります。
利用に際してのメリット
この新機能を活用することで、以下のような利点があります:
- - 自社の貨物ごとに動静情報や代理店名を取得できる。
- - VSSに掲載されていない本船の動静情報も取得可能。
- - APIを用いた連携により、必要な時に最新情報をリアルタイムで取得可能。
トライアルの詳細および応募方法については、Cyber Portの公式サイトに記載されています。興味のある方は、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
まとめ
国土交通省が進めるこの新しい試みは、港湾業務の効率化を大きく進展させることが予想されます。トライアルを通して、参加企業にどのような影響があるのか、その成果が今から楽しみです。この機会を利用して、自社の業務をより迅速かつ効率的に行うための一歩を踏み出してください。