テレビ朝日とSTYLYが手がける子ども向けメタバースワークショップ

2025年8月9日、株式会社テレビ朝日と株式会社STYLYは共同で小学生向けの特別なワークショップを開催しました。このイベントは、2025年に行われる「メタメタ大作戦2025」の一環として企画され、子どもたちにメタバースとAR（拡張現実）を体験してもらうことを目指しています。

ワークショップの概要

本ワークショップは、テレビ朝日本社で行われました。対象は小学4〜6年生、目的はメタバースとARを通じて創造力を発揮させることです。イベントは、2部構成で行われ、最初のセッションでは子どもたちが自らのアバターを作成し、メタバース空間を探索しました。

翌セッションでは、STYLYが提供する新機能「STYLY World Canvas」を利用し、リアルな都市空間を共同で編集しました。子どもたちはテレビ朝日本社周辺に思い思いの動物を配置する作業を通じて、デジタルとリアル世界の融合を肌で感じることができました。

体験の詳細

メタバース体験

最初のセッションでは、タブレットを使って自分の分身となるアバターを作成しました。子どもたちは自らの顔や体型、衣服をカスタマイズしたアバターでメタバースを楽しみ、他の参加者とのコミュニケーションを図る中で親近感を深めていました。この体験は、彼らが現実の友人と同じようにデジタル空間でつながる感覚を養うものです。

AR制作体験

次に行われたAR体験では、STYLYの新機能を活用し、参加者全員が同じ都市空間を共同で編集しました。このプロセスでは、各自が直感的に3Dオブジェクトを配置し、リアルタイムで自らの作品を他の参加者と共有することが可能となりました。これにより、子どもたちは「街をアップデートする」という新しい感覚を体感し、デジタルの世界と現実のつながりを実感しました。

背景と意義

近年、XR（拡張現実）技術が多様な分野で急速に浸透しています。テレビ朝日とSTYLYは、2023年に資本業務提携を結び、これまでにも多くのクリエイターとともにXRの可能性を探求してきました。このワークショップも、その流れの一環と位置づけられています。

STYLYのビジョンは、街がデジタルとリアルの境界を越えることで、生活者一人ひとりが最適化された情報を受け取る未来を目指し、環境に優しい都市開発へとつなげることです。このような先進的な取り組みは、今後の未来においてさらに重要性を増すと考えられます。

子どもたちは、今回の体験を通じて、メタバースとARの楽しさや創造性を学びました。参加した小学生たちからは、「自分の空間を作るきっかけになった」、「初めてのAR体験が楽しかった」といった感想が寄せられました。

結論

テレビ朝日とSTYLYの共同によるワークショップは、子どもたちに新たな学びの場を提供し、デジタル技術への理解を深める貴重な機会となりました。今後、両社は「自らが都市や施設を編集してアップデートする時代」に向けた新たな試みをを拡大していく予定です。子どもたちが未来のクリエイターとなる第一歩を、今後とも支援していくことでしょう。