自動車部品メーカーキリウがFileforceを導入
栃木県足利市に本社を置く自動車部品メーカー、株式会社キリウが国産クラウドストレージ「Fileforce」を採用しました。この取り組みは、業務の効率化を目指す“現場主導”の権限管理を実現するためのものであり、IT部門の負担軽減とともに、各拠点の運用性の向上を図るものです。
導入の経緯と課題
これまで、キリウはオンプレミスのファイルサーバーとActive Directory(AD)を使用していました。このシステムでは、アクセス権限の設定依頼がIT部門に集中し、特に海外拠点においてはVPN経由の利用が一般的で、利便性やセキュリティ面での課題が浮き彫りになっていました。このような背景を受けて、同社は複数のサービスを比較し、最終的にFileforceを採用する決断に至りました。
導入の決め手
Fileforceの採用は、以下の点が主な理由です。
- - ユーザー数無制限の料金モデルにより、大規模な組織でもコストの見通しが立てやすい。
- - サブ管理者機能を導入することで、部門ごとに権限設定の権限を委譲し、運用の柔軟性が増した。
- - エクスプローラーに似た操作感とAD連携機能により、現場でもすぐに使いこなせる環境が整った。
導入による効果
Fileforceの導入により、以下のような成果が得られました。
- - 約1.7TBのデータが、既存のフォルダ構成を維持したままクラウドに移行されました。この移行作業は、Fileforceの継続的なサポートを受けることで、大きな問題もなくスムーズに完了しました。
- - 約50名のサブ管理者を全社に配置し、権限設定が即時対応できる体制を確立。これにより、IT部門は本来の業務にリソースを集中できるようになりました。
- - ランサムウェア対策や詳細ログの活用により、監査対応やトラブルシュートのスピードも向上しました。特に海外拠点との連携がより安全かつ円滑に行えるようになりました。
担当者のコメント
キリウの業務改革推進部に所属する川澄氏は、「AD連携とサブ管理者機能のおかげで、権限設定の負担が大幅に軽減されました。コスト、操作性、セキュリティのバランスにも非常に満足しています」と語りました。これは、Fileforceによって実現された効率的な運用の成果であり、同社の業務改革の一環として大きな意義があります。
今後の展望
ファイルフォース株式会社は引き続き、キリウをはじめとするFileforce導入企業様を支援し、ファイルの利活用を進めていく所存です。新たなクラウドシステムの活用が、さらなる業務の効率化と成長に寄与することが期待されます。
Fileforceについて
Fileforceは、23,000社以上の実績を持つ国産のクラウドストレージサービスです。「『シゴト』の進化で、あらゆる組織に『チカラ』を」というミッションのもと、業種を問わず安心して利用できるインフラを提供しています。ファイルサーバーやNASと同様の操作で、社外との共同作業やセキュリティ面に配慮した情報共有が可能です。また、ランサムウェア対策や電子帳簿保存、IT監査への対応も充実しており、大切なデータを安全に保管できる環境を整えています。
会社概要
ファイルフォース株式会社は、東京都千代田区に本社を構え、法人向けクラウドストレージ「Fileforce」の開発とサポートを行っております。主な事業内容としては、法人向けに特化した高品質なサービスを展開しており、今後も多くの企業に向けた技術革新を続けていく予定です。