SDGs Forum開催記録
2025-09-10 14:35:58

大阪・関西万博からSDGsを探求する「OSAKA JAPAN SDGs Forum」の記録

大阪・関西万博からSDGsを探求する「OSAKA JAPAN SDGs Forum」の記録



2025年9月5日、大阪・関西万博会場のEXPOホール「シャインハット」にて、言わずと知れた「OSAKA JAPAN SDGs Forum」が開催されました。このイベントは、世界的な持続可能な開発目標(SDGs)を推進するため、大阪府が関与する数々の取り組みの一環です。本フォーラムは、来たる万博に向けての重要なステップとして位置付けられており、さまざまな視点からの議論が展開されました。

基調講演とパネルディスカッション



フォーラムの第一部は、基調講演から開始されました。ここでは、国連事務総長のもとで作成されたグローバル持続可能な開発報告書(GSDR 2023)の執筆を手掛けた蟹江憲史教授が登壇。「SDGs+beyond」という新たな視座を提示し、地域や企業が未来を見据えた行動を取る必要性を訴えました。「2030年までの目標が終わりではなく、その後も持続可能な取り組みにつながらなければならない」と強調され、地域の文化に根ざしながら一つ一つの努力を積み重ねる重要性が語られました。

続いて行われた特別講演では、シュナイダーエレクトリック ジャパンの青柳亮子氏が登壇し、同社が2年連続で「世界で最も持続可能な企業」として評価された取り組みについて説明しました。青柳氏は、サステナビリティの重要性とそれが企業成長にどう寄与するかを明らかにし、特にデジタル技術の役割について具体例を挙げながら語りました。サステナブルな未来に向けて、個々の企業の取り組みだけでなく、広範な協働が求められていることが浮き彫りとなった瞬間でした。

大交流と意識変革



パネルディスカッションでは、大阪府や企業が共同で進める「ゲンコツプロジェクト」の成功事例や、参加者自身の意識変革の事例が共有されました。三井住友銀行の道岡氏は、脱炭素化の必要性を強調し、そのためには単なる企業努力だけでなく、一般市民一人一人の意識がカギであると強調しました。道岡氏は、「自らの生活の中で環境問題を考え、行動に移す機会を提供することが大切だ」と語りました。 これに対し、万代の河野氏や江崎グリコ会社の髙橋氏も、自社の模範的な取り組みを発表し、商品価値の向上に結びつける必要性を強調しました。

力強いメッセージ



第二部では、中村美律子氏が演歌パフォーマンスを披露し、補助犬の啓発活動へも取り組みを呼びかける力強いメッセージが会場に響きました。「誰もが安心できる社会づくりが必要です」との言葉に、参加者の心にも新たな気づきがもたらされたことでしょう。

また、次代を担う学生たちによる発表も見逃せませんでした。関西大学や立命館大学のチームが、それぞれのプロジェクトを通して未来のSDGsへの関与を示し、学生の積極的な姿勢が感じられました。

最後に、次回イベントの開催地が愛知県豊田市であることが発表され、さらなる官民連携の重要性が強調されました。登壇した太田豊田市長は、「地域全体での取り組みが成功の鍵」と話し、次の全国フォーラムに向けての意気込みを語りました。

結論



OSAKA JAPAN SDGs Forumは、大阪・関西万博を見据えた重要なイベントであり、環境問題に対する意識を高める良い機会となりました。今後も多くの人々がこのようなイベントに参加し、知識や経験を共有することで、より持続可能な社会の実現に向けた一歩をさらに進めていくことが期待されます。今後も大阪府がSDGs先進都市を目指して取り組む姿勢が求められます。

詳細は、公式サイトでの確認をおすすめします。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

画像17

画像18

画像19

画像20

画像21

画像22

会社情報

会社名
大阪府(企画室)
住所
大阪府大阪市中央区大手前2丁目
電話番号
06-6941-0351

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。