豊中つばさ公園『ma-zika』に寄贈されたステンドグラスの魅力
2025年8月12日から、大阪府豊中市に新設される豊中つばさ公園『ma-zika』の屋根付き展望広場で、戸夢窓屋が手がけたオリジナルのステンドグラス作品が一般公開される。戸夢窓屋は豊中市でのステンドグラス製造・施工を行う企業であり、その技術を活かして公共スペースに美しいアートを提供することを目的とした寄贈となる。
背景にある思い
このプロジェクトは、戸夢窓屋の代表である和田良太氏の「アクセスしやすい公共空間に感動や彩りを届けたい」という思いから発足した。また、2023年に寄贈された世界初のステンドグラス顔はめパネル“トムソーヤダルマ”が観光地として人気を得たことも、今回の寄贈に繋がった。戸夢窓屋は、企業の創業45周年を迎えるにあたり、地域活性化と観光振興を見込んで、豊中市との協力のもと寄贈を実現した。
寄贈作品の紹介
寄贈されたステンドグラス作品は、幅約3.0メートルの大型パネルであり、「大空を飛ぶ飛行機」をテーマにしたデザインとなっている。この作品は自然光を取り入れることで色彩が変化し、作品自体が飛行機の降下する姿と共に映り込むという特異な視覚体験を提供する。
豊中つばさ公園『ma-zika』とは
豊中つばさ公園『ma-zika』は、伊丹空港に隣接したエリアに整備されている都市公園で、飛行機の撮影スポットとしても知られている。公園の名称「ma-zika」は、「間近で飛行機を見ることができる」という意味を持ち、2027年には全面開園する予定。現在もエリアでは飛行機観賞を楽しむことができ、今後は様々な施設も追加予定である。
公園内には、芝生広場やイベントスペース、ドッグランなど、家族全員が楽しめる場所が整備されており、公共スペースでのアート鑑賞も新たな楽しみとなるだろう。
開園式典と作品公開
2025年の8月7日には、豊中つばさ公園の記念式典が行われ、豊中市長や市関係者が出席した。テープカットの後、多くの人々が飛行機の姿を背景に、寄贈作品を記念に撮影していた様子が印象的だった。
戸夢窓屋の将来
戸夢窓屋は、豊中市でのステンドグラス施工作業を通じて、今後も地域貢献を続けていく意向がある。同社は2,500件を超える実績を持ち、常に新たなアート表現に挑戦し続けている。新しいプロジェクトを通じて、より多くの人々に感動を届けられることを期待したい。ステンドグラスの美しさと、アートがもたらす社会への影響を、この豊中つばさ公園で感じることができるだろう。