IT人材育成に向けた新たな国際協力
株式会社TalentEx(本社:東京都世田谷区、代表取締役:越陽二郎)は、最近、ロシア南部のアストラハン州にあるアストラハン国立大学及び、ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社であるヒューマンリソシア社と共に、日本で活躍するITエンジニアの育成を進めるための覚書を締結しました。この提携により、アストラハン国立大学のIT専攻の学生に対し、日本の文化や技術を体験しながら、就業機会が提供されることとなります。
背景
経済産業省が行った調査によれば、2030年までに日本国内では約50万人のIT人材が不足すると予測されています。これに加え、AI関連の分野でも約12万人の人材が足りないとされています。日本でのIT人材の需要は急速に高まる一方で、実際にそれに応えるだけの人材は不足している現状があります。このような状況を受け、TalentExはロシア及び東欧諸国からの優れたIT人材の採用支援に取り組んでいます。
提携の目的と実施内容
提携では、アストラハン国立大学の学生に対して、日本語教育を実施し、日本における採用活動及び就労支援を行うことが主な目的です。学生はプログラムを通じて、日本の文化に触れながら、必要なスキルや知識を身につけ、卒業後には日本のIT業界での就職を目指すことができます。
アストラハン国立大学は、カスピ海に近いアストラハン州に位置する主要な教育機関であり、統計学や数学分野での専門家育成に力を入れています。また、ユネスコによる講座開設や海外の大学との国際共同プログラムも進めており、グローバルな教育にも定評があります。
今後の展開
TalentExは、海外日本語人材向けの就職支援プラットフォーム「WakuWaku.World」を通じ、日本における就業機会を広げる努力を続けていきます。今年5月にはウェブサイトをリニューアルし、タイをはじめ、世界中の人々にサービスを提供する体制を整えました。少子高齢化やIT技術の急速な進化といった厳しい現実に対抗し、ITを通じた人材確保を目指しています。
この取り組みを通じ、日本とロシアの間での人材交流が進むことで、お互いにとって良い影響を与えるとともに、IT分野でのグローバルな人才育成が実現されることが期待されます。今後もTalentExは、日本語教育を継続し、ロシア各地や東欧地域における新たな人材採用支援を強化していく決意です。
会社情報
株式会社TalentExは、2018年に設立された日本の人材サービス企業で、現在はシンガポールやタイ、ロシアにも支社を展開しています。代表の越陽二郎氏の下、海外人材の日本就職を推進する活動を推し進めています。
詳しい情報は公式サイトをご覧ください。