スウェーデン刺しゅうの魅力が詰まった一冊
2024年8月に発売される書籍『増補新版 スウェーデン刺しゅうの図案帖100』は、針と糸を使った創作活動を楽しむ人にとって待望の一冊です。本書は、2016年に初版が出版された『スウェーデン刺しゅうの図案帖』をもとに、新たな図案を加えて再刊行されるもので、図案数は100に達します。これにより、刺しゅうの愛好者たちは多様なデザインを楽しむことができます。
スウェーデン刺しゅうの魅力とは
スウェーデン刺しゅうは、先の曲がった刺しゅう針を使用し、二重織りの布の織目を巧みにすくう技法です。このテクニックにより、布の質感が活かされ、まるで織物のような独特の模様が生まれます。そのため、この刺しゅうには「レトロかわいい」という特性があります。特に、子供から大人まで取り組みやすいことから、多くの方々に親しまれています。
100の図案と豊富な作り方
本書では、基礎的なステッチから応用的な作品の作り方まで幅広く紹介されています。小物作りのセクションでは、ブックカバーやペンケース、カチューシャやくるみボタンなど、日常生活で役立つアイテムの作り方も丁寧に解説しています。様々な色使いや模様の組み合わせを楽しむことで、オリジナリティのある作品作りが可能です。
用具と材料の解説
さらに、本書ではスウェーデン刺しゅうに使用する基本的な用具や材料についても詳しく説明しています。このため、初心者でも安心して始められる内容になっています。道具の使い方や、刺しゅうの基本技術をしっかりと身につけられるよう工夫されており、刺しゅうの世界にスムーズに入っていくことができます。
著者プロフィール
本書の著者は、スウェーデン刺しゅう作家の五十嵐富美さんです。彼女は自由学園を卒業後、染織やテキスタイルデザインに関わりつつ、刺しゅう作家・久家道子さんの指導を受け、スウェーデン刺しゅうの技術を習得しました。25年以上にわたり、母校で美術指導を行う傍ら、ワークショップなどを通じてその魅力を広めています。
監修を手がける久家道子さんは、スウェーデン刺しゅうの普及に尽力されてきた著名な作家であり、彼女の手によってスウェーデン刺しゅうが日本でも多くの支持を得るようになりました。
書籍情報
- - 書名: 増補新版 スウェーデン刺しゅうの図案帖100
- - 著者: 五十嵐富美
- - 監修: 久家道子
- - 発売日: 2024年8月
- - 仕様: B5変形並製総120頁
- - 定価: 1,760円(税込)
- - ISBN: 978-4-7661-3952-5
本書は、刺しゅうの楽しさを広げる素晴らしいリソースとなることでしょう。刺しゅうに興味を持っている方々はぜひ手に取って、持ち味を生かした作品作りに挑戦してみてください。