自然と英語を楽しむ「Metsä NATURE MAP」
2025年4月から、学校および教育団体向けに新たに提供される運動学習キット「Metsä NATURE MAP」が注目を集めています。埼玉県飯能市に位置する北欧ライフスタイル体験施設「メッツァビレッジ」が、聖心女子大学との産学連携により開発した本キットは、自然観察を通じて英語学習を促進することを目的としています。
キットの概要と目的
「Metsä NATURE MAP」は、英単語に関するクイズや五感を活用した問いかけを通じて、楽しく英語と自然を体験することができます。子どもたちにとって、自然や生物多様性に興味を持ち、環境保護の大切さを感じるきっかけを提供することを目指しています。また、正解のない問いを通じて、自らの考えを言葉にする力や他者の意見を尊重する心を育むことも意図されています。
学習指導要領に基づいた設計
このキットは、学習指導要領を基に、理科、生活、総合的な学習の時間、英語などの各科目の要素を取り入れています。英語および自然環境の専門家による監修が行われており、子どもたちが自然に親しむ中で、英語に触れる機会を提供します。事前予約制で、15名以上から利用可能で、リーズナブルな価格も魅力の一つです。
滞在時間に応じた2つのコース
「Metsä NATURE MAP」には、以下の2つのコースが用意されています。どちらのコースも自然の中での体験を大切にしており、親しみやすく設計されています。
1.
Metsäコース(所要時間約45~60分)
フィンランド語で「森」を意味し、森を散策しながら心をリフレッシュするコースです。深呼吸をしながら、自然の匂いや音を楽しむことができます。
2.
Järviコース(所要時間約90~120分)
「湖」という意味のフィンランド語に由来するこのコースでは、宮沢湖の外周を歩きながら、より奥深い森や野原の探索が楽しめます。
専門家による監修
このキットは、聖心女子大学の英語文化コミュニケーション学科の安達まみ氏と高橋実紗子氏、さらにナチュラリストの阿部浩志氏による監修が行われています。彼らは自然と英語を体験することの重要性を強調し、キットを通じて自然環境と英語の関わりを考える手助けをしています。特に、子どもたちが自然の中で経験する「不思議」を英語で表現することを楽しむことができる構成になっています。
産学連携の成果
このプロジェクトの開発は、聖心女子大学の学生たちとの産学連携の結果でもあります。彼らは自然観察イベントでのプレゼンテーションを行い、実体験を基にした豆知識を提供しました。こうした活動は、子どもたちが自然に対する関心を深める良い機会となるでしょう。
エシカル・チョイスとの連携
「Metsä NATURE MAP」は、施設のオリジナルブランド「エシカル・チョイス」の一環として開発され、持続可能な取り組みを象徴しています。地球環境や地域社会への配慮を大切にし、子どもたちにとって意味のある学びを提供することを心がけています。
まとめ
「Metsä NATURE MAP」は、自然との結びつきを深めるだけでなく、英語学習を通じて新しい視野を広げる機会を提供します。この活動を通じて、子どもたちが楽しみながら環境について考える力を育んでいくことが期待されます。自然の豊かさを味わい、英語を学びながら、自分自身の可能性を広げるための第一歩として、ぜひこのキットを活用してみてください。