ブルゴーニュの祝典
2025-07-05 15:48:16

ブルゴーニュ「クリマ」世界遺産登録10周年を祝う盛大な式典

ブルゴーニュ「クリマ」世界遺産登録10周年記念式典



2025年7月4日、ブルゴーニュ地方の名門ワイナリー「ドメーヌ・ルフレーヴ」で、世界遺産「ブルゴーニュのクリマ」登録10周年を祝う特別な式典が行われました。ワイン産地の首長やトップ・ドメーヌの当主、ユネスコの幹部など、様々な関係者が集い、意味深い一日となりました。

出席者の顔ぶれ


式典には、フランソワ・ルブサメン領土整備・地方分権大臣や、オードレ・アズレユネスコ事務局長、ポール・ムリエールブルゴーニュ=フランシュ=コンテ州知事など、地域の首長が一堂に会しました。また、ワイン生産者やクリマ協会の理事も参加し、集まった人々がこの日の重要性を共有しました。

クリマ憲章の署名


イベントのハイライト・「クリマ憲章」の公式署名は、午後14時に開始され、会場は関係者で満席となりました。オベール・ド・ヴィレーヌ名誉会長が、10年間の努力を称えつつ、「これは生きた遺産であり、未来の世代への責任を果たす意義を持つ」と力強く語りました。

次に登壇したオードレ・アズレ ユネスコ事務局長は、「ブルゴーニュのクリマは人類の知恵を示し、持続可能な価値創造の重要性を世界に伝えています」と祝辞を述べました。ゆくゆくの世代への教育と継承の重要性についても言及し、地域経済や観光振興における「クリマ」の役割を大いに説明しました。

文化とワインで彩る祝祭


式典後には、レセプションが催され、ドメーヌ・ルフレーヴのワインが振る舞われました。さらに、ボーヌ市やディジョン市の市長、BIVB会長らとともに、地域を超えた協働の重要性が語られました。

また、一般公開イベントも併設され、DRCや地域の著名ワイナリーが協力したテイスティングが行われました。訪れたワイン愛好家たちは、各村が持つ独自のテロワールを楽しむことができ、ワイン文化の豊かさを再認識しました。また、ガイドウォークや地元アーティストによる音楽演奏もあり、多彩なプログラムが参加者を魅了しました。

会場となったドメーヌ・ルフレーヴの美しい風景のもと、夜にはコート・ドールの丘を彩る花火が打ち上げられ、来場者たちはこの特別な瞬間をワイン片手に楽しみました。

未来への継承と進化


10年を迎えたブルゴーニュのクリマは、今や「守る」と「進化する」象徴となっています。この式典を通じて、自治体、ワイン生産者、ユネスコ、一般市民が一体となり、次世代への知恵と伝統の継承を誓いました。

オベール・ド・ヴィレーヌ名誉会長の言葉通り、「クリマの精神は未来へと受け継がれていく」と全員が心から感じたこの日。ブルゴーニュのクリマは、世代を超えて愛される存在として、さらなる発展が期待されています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

会社情報

会社名
一般社団法人東京銘酒協会
住所
東京都千代田区麹町1丁目6−9DIK麹町ビル 9階
電話番号
03-6822-8518

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。