塩田武史写真展で紡ぐ水俣の物語
2024年2月4日から21日まで、熊本大学五高記念館で「塩田武史写真展」が開催されます。この企画展は、水俣病の公式確認70年を記念したもので、写真家・故塩田武史さんの作品を通じて水俣の歴史と人々の思いに迫ります。
塩田武史の生涯と写真への情熱
塩田武史さんは1945年に生まれ、2014年に亡くなるまでの間に、日本の社会問題をテーマにした多くの作品を発表してきました。特に水俣病関連のドキュメンタリーを手がけたことでも知られています。彼は、この土地に住む人々との交流を大切にし、その日常をカメラで捉えることで、地域の歴史や文化を広く知ってもらいたいと考えていました。
本展では、武史さんが生前に公開した写真や、遺族である妻・弘美さんの語り、写真家仲間の証言、また「水俣・写真家の眼」という一般社団法人の活動を通じて得られた新たな未公開写真が展示されます。これにより、武史さんが水俣で愛した風景や人々の表情、土地の暮らしや記憶の細部を再発見することができます。
ギャラリートークとトークイベント
展示期間中には、塩田弘美さんを案内人とするギャラリートークが予定されています。これは、彼女の視点から塩田武史の作品や水俣にまつわるエピソードを語っていただける貴重な機会です。さらに、「写真は語る? 写真との対話と物語のはじまり」と題したトークイベントも行われ、塩田弘美さんをはじめ、複数の登壇者による興味深い対話が展開されます。
イベントの詳細
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日時: 2024年2月8日(日)14:00〜14:30
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会場: 熊本大学五高記念館
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日時: 2024年2月8日(日)15:00〜17:00(受付14:30〜)
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会場: 熊本大学黒髪北地区文法学部本館1階くまトヨ講義室
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登壇者: 塩田弘美、香室結美、横谷奈歩、真島一郎
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司会: 下田健太郎
これらのイベントは、すべての方に無料で開放され、事前の申し込みも必要ありません。興味を持たれている方は、ぜひ参加してください。
決して忘れてはならない水俣の歴史
この写真展は、単なるアートの展示にとどまらず、観覧者にとって水俣病の悲劇や地域社会の闘いを改めて考える機会ともなります。私たちは、塩田武史さんの遺した作品を通じて、彼が愛した水俣の魅力や、そこに生きる人々の温かい日常に触れ、自らの記憶と歴史を絡めて深く味わうことができるでしょう。
足を運んで、塩田武史の視線から読み解く水俣のストーリーを感じてみてはいかがでしょうか。
詳しい情報は、熊本大学文書館のホームページをご覧ください。問い合わせは、香室氏までどうぞ。