フリーランスITエンジニアの正社員採用の傾向
近年、働き方のスタイルが多様化している中で、フリーランスや業務委託としての経験を持つ人々が正社員としての雇用に興味を示しています。この動きは、企業にとってもフリーランス層を正社員として採用する「トランジション採用」という新たな選択肢を広げています。手掛けた調査は、株式会社GIGが実施したもので、対象となったのは308名のフリーランスや業務委託経験者です。
調査の概要
GIGが2025年9月に行った調査は、フリーランスマッチングサイト「Workship」に登録されている人たちを対象に行われました。本調査の結果から、特にITエンジニアが正社員雇用に対して非常に高い関心を持っていることが明らかになりました。
調査結果
1.
ITエンジニアの正社員志向
調査によると、ITエンジニア・開発系の39.4%が「正社員として働くことに興味がある」と回答しています。この数値は他の職業と比較しても非常に高く、クリエイティブや映像系といった分野の関心(それぞれ18.5%、11.5%)よりも際立っています。
2.
オファー受諾意向
また、取引先からオファーを受けたいという意向を示したITエンジニア・開発系の割合は7.6%に達し、これも全職種中でトップとなりました。さらに、「待遇や業務内容などの条件によっては検討したい」という回答も53%という高い数字を示しています。
トランジション採用の意義
これらの結果から、ITエンジニアがキャリアを正社員かフリーランスの二択で固定せず、条件によって柔軟に選択する傾向が見えてきました。つまり、企業が魅力的な条件を提示すれば、フリーランスから正社員への移行が見込まれることを示唆しています。
この調査は、企業がフリーランスエンジニアの採用を検討する際の重要な指標となるでしょう。また、「フリーランス・業務委託から正社員に移行するための条件」や「副業と専業のフリーランスの関心度の違い」など、今後の雇用戦略においても有益な情報が得られています。
Workshipについて
Workshipは、副業やフリーランスの人材と企業をつなげるマッチングサービスを提供しています。企業側は無料でアカウントを開設でき、全ての機能を無料で利用可能です。このサービスは、企業が即戦力人材をピンポイントで獲得し、中長期的に組織を強化するためのサポートを行っています。
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株式会社GIGの概要
株式会社GIGは、ナショナルクライアントからスタートアップ、さらには官公庁まで、多岐にわたる分野でWebコンサルティングやシステム開発を行っています。また、フリーランス向けのマッチングサービス「Workship」をはじめ、IT人材転職支援サービスやデザイナー専門のエージェントなど、多様なサービスを展開しています。
詳細については、以下のリンクをご覧ください。
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調査結果を踏まえた働き方の変化を、IT業界全体で注視する必要があります。フリーランスと正社員、双方の利点を活かした採用の新たな形が、今後の業界のスタンダードとなることが期待されます。