白糠町のブリ講習会
2025-09-29 10:53:01

北海道白糠町、天然ブリの活締め講習会を初開催し漁業改革を推進

北海道白糠町が船上活締め講習会を開催



2025年9月8日、北海道の白糠町で初めての「天然ブリの船上活締め技術」に関する講習が開催されました。約40名の漁師が参加し、鮮魚処理の専門家から技術を学びました。白糠町では、天然ブリの品質向上と高付加価値漁業への転換が進められており、特に「極寒ぶり®」ブランドの確立を目指しています。

講習内容と地域の取り組み


この日、白糠漁港の鮮度保持水槽施設で行われたのは、魚体の鮮度を維持するための「船上活締め」の実演講習でした。講師には、鮮魚処理の専門家である倉本満隆氏が招かれ、実際の漁現場を熟知する木村太朗船長も参加し、漁師たちに具体的な技を伝授しました。

白糠町は、官民連携によって漁業の質を向上させるため、さまざまな施策を実施しています。この日の講習は、漁師たちが新たに獲れたブリに内在する可能性を見つけ、自らの技術を向上させるきっかけとなりました。

漁業を取り巻く課題


近年、北海道の漁業には異変が起きています。長年親しまれてきた秋鮭の水揚げ量が減少し、自然環境の変化が影響しています。秋鮭の漁獲量が減る中、代わりに増えてきているのがブリです。これまでブリは、漁師たちにとって「やっかいもの」とされてきましたが、新たに浮上したこの魚に対して漁師たちの意識が徐々に変わってきています。

新しいブランド「極寒ぶり®」の立ち上げ


2022年に始まった「極寒ぶり®」プロジェクトでは、ブリを高品質な食材として育てるための基準が設けられました。魚体重7kg以上のブリを選別し、船上での活締めと脱血処理が行われます。この基準を満たした魚には、通常の浜値の6倍の金額で買い取られる仕組みが整っています。既にふるさと納税の返礼品としても幅広く展開されており、全国から好評の声が寄せられています。

町のさらなる変化


白糠町では、漁業の質を高めるため、水産加工工場が新たに設立され、さらなる鮮度管理への取り組みが進められています。漁師たちも技術向上に向けた勉強会を開催し、連携を深めています。これまでの課題を克服しながら、新しい食文化の創造が期待されています。

未来への挑戦


白糠町の漁業は、海の変化に対して挑戦を続けています。自然環境の変化に直面しながらも、新しい価値を見出すための努力を続ける漁師たちの姿勢は、地域の行く先を明るく照らすことでしょう。今後も「極寒ぶり®」というブランドを通じて、地元の漁業の持続可能な発展に向けた取り組みが続くことが期待されています。

白糠町の漁業が変革の時を迎え、未来に向けて変わり続ける様子を見守りたいと思います。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

会社情報

会社名
北海道白糠町
住所
西一条南1丁目1番地1号
電話番号
0154-72-2171

関連リンク

サードペディア百科事典: 北海道 白糠町 極寒ぶり 漁業改革

Wiki3: 北海道 白糠町 極寒ぶり 漁業改革

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。