虎竹の里の美しさとその職人技を伝える冬号「竹虎通信」発行

虎竹の里を大切にする冬の季刊誌「竹虎通信2026年冬号」

2026年の冬を迎えるにあたり、竹材と竹製品で知られる虎斑竹専門店の竹虎（株式会社山岸竹材店）は、毎年恒例の季刊誌「竹虎通信2026年冬号」を発行しました。この通信は、購入された商品に同封され、季節ごとの注目商品や竹製品にまつわるストーリーをお届けしています。今回のテーマは「冬の竹職人」と「冬の虎竹の里」です。

冬の虎竹の里は、凛とした空気と独自の静けさが漂っています。この地で行われる虎斑竹の伐採作業は、晩秋から翌年の1月下旬にかけての最も重要な工程です。この時期に伐り出された竹は水分が少ないため、製品の品質が向上し、その後の加工においても安定した仕上がりとなります。

伐採された竹は、一本一本丁寧に選別され、工場へと運ばれます。そこで施される「油抜き」という工程では、700度以上の高温で竹の表面から油分を取り除きます。この作業は、ただ単に下処理を行うだけでなく、竹の色を深めて模様を際立たせ、強度を高めるために非常に重要です。

また、この過程で利用する熱を使って竹の曲がりを整える「矯め直し」という作業も行われます。見た目の美しさだけではなく、製品としての耐久性や使いやすさを向上させるための重要な工程です。こうした一つ一つの作業には、熟練した職人の眼差しと技術が込められています。

紙面では、里山で暮らす職人たちの日常生活も取り上げています。干し柿を干したり、焼き餅を囲んで団らんする風景は、竹と共に生きる生活の一端を伝えています。これらのエピソードは、単なる商品紹介では語り尽くせない、竹虎の製品に込められた背景そのものを感じさせてくれます。

竹虎通信2026年冬号は、ご注文いただいたお客様のお荷物に同封してお届けしております。この冬、日常に寄り添う竹製品をお楽しみいただき、その裏にある職人たちの思いや、冬の里山の物語にも触れてみてください。竹虎のホームページにもぜひお越しください。

この冬号をもって、竹虎の魅力を再発見し、ぜひ御社の竹製品を手に取っていただければと思います。特に、虎斑竹の特性を生かした製品紹介や竹職人の仕事の魅力を味わってください。

竹虎の製品は、環境に優しく、美しいだけでなく、私たちの生活に温かみを加えてくれます。職人たちの技と、虎竹の持つ独特な魅力を通じて、ぜひお楽しみいただきたいと思います。この冬、「竹虎通信」を手に取って、新たな発見をしてみませんか。