名古屋商科大学からジョンズ・ホプキンズ大学へ進学
2025年6月、名古屋商科大学から米国ジョンズ・ホプキンズ大学のケアリー・ビジネススクールへの進学が決まりました。この新たなプログラムは、名古屋商科大学のGlobal BBAプログラムを修了した学生に特別な機会を提供します。具体的には、学生は名古屋商科大学での4年間の学びを終えた後、ジョンズ・ホプキンズ大学の1年間の修士課程プログラムに進むことで、海外の名門大学から修士号を取得することができるのです。
提携の背景
ジョンズ・ホプキンズ大学は1889年に設立されて以来、特に研究機関として国際的な評価を受けている大学です。ビジネスリーダーを育成することに注力しており、国際的なネットワークや実業経験を融合させた学習プログラムが魅力です。また、同大学のケアリー・ビジネススクールは、国際認証AACSBを取得しており、2024年にはTimes Higher Educationのランキングで世界15位、2025QS世界大学ランキングで32位にランクインしています。このような名門校との提携によって、名古屋商科大学の学生は充実した教育を受ける機会が得られるのです。
奨学金制度で経済的支援
名古屋商科大学の学生は、ジョンズ・ホプキンズ大学の修士課程に進む際に、奨学金として授業料の50%が減免される制度があります。この奨学金は、名古屋商科大学における学業成績やその他一定の条件を満たした学生に提供されるため、経済的な負担を軽減し、より多くの学生が国際的なビジネス教育を享受できるよう支援します。この制度により、経済的な問題を気にすることなく、学びたいという意欲を実現しやすくなります。
Global BBAプログラムの特長
「Global BBA」プログラムは、私立大学として初となる学部連携課程を利用して設立されたもので、経済学部、経営学部、商学部の3学部が連携しています。このプログラムでは、公用語として英語が使用され、国際的な視野を持つ学生の育成が目指されています。2025年4月時点で、59カ国から385名の留学生が在籍しており、世界各国から集まった仲間と共に学ぶ環境はまさに海外留学そのものと言えるでしょう。
プログラムの授業では、現実のビジネスシーンでの意思決定を疑似的に体験する「ケースメソッド」が採用されています。これにより、学生は国際的かつ探求型の学びを通じ、自らの考えを社会に提案できるリーダーへと成長していきます。
名古屋商科大学の実績
名古屋商科大学は1953年に創立以来、世界基準の経営教育を追求し続け、国内で初めて3つの国際認証(トリプルクラウン)を取得しました。また、現在は5学部10学科と2つの研究科を備えており、世界63カ国にある187校との提携校と交流を進めています。ビジネススクールは、QS世界ランキングで5年連続国内第1位に輝き、Times Higher Education rankingの日本版では、国際性の分野で東海北陸地区第1位、全国で第15位にランクインするなど、国内外でその実績を確立しています。
このように、名古屋商科大学の学生は、国際的なビジネス教育の舞台で素晴らしい可能性を広げています。