「MOM UP PARK」が第19回キッズデザイン賞を受賞!
2023年、産前産後の女性を支えるプログラム「MOM UP PARK」が第19回キッズデザイン賞の栄誉に輝きました。このアワードは、子どもたちや子育てに関連する優れたデザインやサービスを評価するもので、特に「すべての人にやさしい社会のデザイン」が重視されます。
「MOM UP PARK」は、筑波大学をはじめとして全国の自治体やNPO、企業と連携し、専門家のサポートのもとで展開されています。このプログラムでは、具体的に「運動」「子育ての学び」「専門家とのつながり」の3つの柱に基づいており、オンラインと対面を組み合わせた柔軟な参加が可能です。特に子育てに奮闘するママたちが、自分のライフスタイルに合わせて参加できるのが大きな特徴です。
この受賞は、女性たちのウェルビーイング(心身の健やかさ)向上や社会課題解決に向けた実践的なアプローチが評価された結果といえます。また、「MOM UP PARK」は“ひとりでがんばらない社会”の実現を目指しており、ママたちの笑顔と健康を支えるための環境づくりに貢献しています。
MOM UP PARKの具体的な取り組み
「MOM UP PARK」は、産前産後の女性が抱える心身の不調を和らげ、育児を楽しく行えるように設計された専門家協働型のサポートプログラムです。特に国家的課題の解決を目指す「内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の一環としても位置づけられており、科学的根拠に基づいた支援体制で、2023年から具体的に活動を開始しています。
このプログラムは、長時間働くママたちの仕事と育児の両立をサポートし、共に悩みを分かち合えるコミュニティを提供。子育てを支える新たなモデルとして、企業の福利厚生や健康経営のメニューにも展開されることを目指しています。
ここで受けられる支援には、身体的な不調を和らげるだけでなく、参加者同士が互いの成長を喜び合うことができる環境が整備されています。実際にプログラムに参加したママたちからは、以下のような声が寄せられています。
- - 【参加者の声】「他の子の成長を見て、自分も頑張ろうと思える。」「肩こりやむくみなどが改善された。」
社会的課題とMOM UP PARK
現在、社会では働く女性が70%以上に達し、そのうちの約3分の2が産後も職場に戻っています。このように、育児とキャリアを両立している女性の数が増えている一方で、子育てを支援するサービスが行き届かず、つながりの希薄化が進んでいます。
子育てをする環境が整っていないことが、孤独感やストレスにつながり、さらには心身の不調を引き起こす要因になっています。MOM UP PARKでは、こうした課題を解決するために、専門家を交えた支援が行われており、個々のニーズに応じたサポートが可能です。
キッズデザイン賞とは
「キッズデザイン賞」は、内閣府が後援する教育的価値のある活動や製品を表彰する信頼性の高い賞です。誰もが安心して関われる社会をデザインするという理念に基づき、子どもたちやその家庭にとって有意義な施策が評価されています。MOM UP PARKの受賞は、社会全体の福祉向上を強く後押しする力になるでしょう。
「MOM UP PARK」は、ママたちだけでなく、次の世代を担う子どもたちにとっても、より良い社会を作るための重要な取り組みを進めていきます。