沖縄観光案内所に多言語AIコンシェルジュが登場
沖縄JTB株式会社が、沖縄県観光案内所に多言語対応のAIコンシェルジュを導入しました。この最新の取り組みは、沖縄県から受託した事業として、令和7年10月1日より県内の観光案内所3か所で開始されます。このAIコンシェルジュは、観光庁の公募事業「オーバーツーリズムの未然防止・抑制による持続可能な観光推進事業」にも採用され、観光分野におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の一環として位置づけられています。
背景と目的
観光需要が回復し、国内外からの観光客が沖縄を訪れる中、特にインバウンドの流入が増加しています。この背景により、観光案内所におけるデジタル機能の導入が必要とされており、観光情報の提供を効率化し、観光地の混雑を和らげることが本事業の目的です。このAIコンシェルジュは、観光客がスムーズに情報を得られるよう、様々な言語に対応しています。
サービスの特徴
1.
多言語AIコンシェルジュ
-
対応言語: 日本語、英語、中国語(繁体字・簡体字)、韓国語の4言語に加え、20以上の言語に対応するテキストチャットボットも利用可能です。
-
情報ソース: 沖縄県が運営する「おきなわ物語」のコンテンツを基にしています。
-
利用方法:
1.
アバター機能: 観光案内所に設置されたデジタルサイネージ上でアバターと音声やタッチで対話。
2.
テキストチャットボット: スマートフォンで二次元バーコードを読み取ることで専用ページにアクセスし、対話形式で情報を取得できます。
2.
設置場所
- 那覇空港国内線観光案内所: サイネージ2機
- 那覇空港国際線観光案内所: サイネージ1機
- 沖縄県観光情報センター(那覇バスターミナル旭橋2階): サイネージ2機
3.
主要機能
-
多言語観光案内: スタッフ不在の際でも観光情報を提供し、海外からの訪問者が安心して情報にアクセス可能です。
-
観光危機管理情報: 災害情報を迅速に提供します。
-
渋滞・混雑状況の伝達: 北部地域を中心とした定点カメラの映像を利用して、リアルタイムで情報を配信します(11月以降開始予定)。
-
チャットボット: 24時間利用可能で、案内所の営業時間外でも観光情報を確認できます。アバターは、観光案内所の営業時間内に利用されます。
実証期間
この新システムの実証期間は、令和7年10月1日から令和8年1月末日までの予定です。
多言語AIコンシェルジュの導入により、沖縄を訪れる観光客に対し、高品質な情報提供が可能になります。また、観光地の混雑を抑えることで、持続可能な観光の実現に寄与することを目指しています。
お問い合わせ先
〒900-0029 沖縄県那覇市旭町112番地1
TEL: 098-860-7704
- - 沖縄県文化観光スポーツ部 観光振興課 受入推進班
〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2
TEL: 098-866-2764