進路選択の後悔
2022-10-20 11:00:02

進路選びに後悔する学生が増加、大学の情報発信の重要性が浮き彫りに

進路選択に後悔を感じる学生が増加



2023年3月に卒業予定の大学生や専門学校生を対象にした調査から、実に31.4%以上の学生が進路選択に対しての後悔を感じていることが明らかになりました。この数字は、進路選択を行う上での教育機関からの情報発信やオープンキャンパスへの参加がいかに重要であるかを物語っています。

調査結果の概要


調査は2022年9月14日から15日の期間に行われ、500人から有効な回答を得ました。調査対象の学生のうち、68.6%は期待通りの経験をしていると回答した一方で、31.4%は期待以上の経験ができず、悔いが残るとのことです。

後悔の理由


進路選択に後悔している学生の67.5%が、大学や専門学校からの情報発信が不足していたと感じています。具体的には、ホームページやパンフレット、オープンキャンパスや説明会から十分な情報を得られなかったという声が多数ありました。また、62.5%は興味を持った学校すべてのオープンキャンパスや説明会に参加していないとの回答がありました。

これらのデータから、情報収集の段階での欠如が、進路選択の満足度に大きく影響することが見て取れます。興味を持った学校に関して、複数の学校のオープンキャンパスに参加しない理由として最も多かったのは、「参加する必要性を感じなかった」とのことで、面倒に思っている学生が多いことがうかがえます。

学校側の取り組みが急務


これらの問題を解決するためには、学校側が高校生にとって気軽に参加できるようなオープンキャンパスや説明会を提供することが求められます。コロナの影響で多くの学校がオンラインイベントを中止していますが、オンライン形式は参加しやすさや時間的余裕の点で学生にとって魅力的な選択肢となるため、取り入れるべきです。また、オンラインの利便性を考慮し、気軽に質問や相談ができる体制を整えることも大切です。

学生の意識と対策


全体の86%が、多くの選択肢から学校を選ぶことの重要性を実感しているとの調査結果も出ています。さらに、89.4%がオープンキャンパス以外で質問や相談できる環境づくりが必要だと感じており、情報提供の方法を見直すことが急務であることが伺えます。

教育DXを推進する株式会社Doorkel


教育機関向けにマーケティングシステムを展開している株式会社Doorkelは、進路選択における情報の重要性を考慮して、大学や専門学校の募集広報をデジタル化する取り組みを進めています。彼らのサービス『SchooLynk Contact』は、高校生が自分の進路に合った情報を受け取るための手助けとなります。

卒業を控えた学生たちが、より良い進路選択を行うためには、情報の透明性やアクセスのしやすさが不可欠です。今後の取り組みが、学生たちの進路選択の後悔を減少させることに期待が寄せられます。

会社情報

会社名
株式会社Doorkel
住所
東京都港区芝2丁目27番地8号VORT芝公園 4階
電話番号

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