関西万博で受賞
2025-11-26 13:40:27

京都芸術大学の学生が関西万博で大賞受賞!「いのちのカート」製作の舞台裏とは

京都芸術大学が輝く!「いのちのカート」の舞台裏



2023年11月、大阪で開催された関西万博のシグネチャーパビリオン「EARTH MART」が、日本空間デザイン賞の最高賞「KUKAN OF THE YEAR 2025」を受賞しました。この受賞は、学生たちの情熱と創造性が生み出した作品「いのちのカート」によるものです。京都芸術大学の副学長である小山薫堂氏がプロデュースし、学生有志が協力して制作しました。

日本最大の総合芸術大学



京都芸術大学(京都市左京区)は、通学課程や通信教育課程を通じて、全国から約23,000人の学生が集まる日本最大級の芸術教育機関です。本学では、芸術を基盤にした社会に必要な力を育てることを理念に掲げており、特に「社会と芸術」の関係性を重視した教育が行われています。芸術を通じた実践的なアプローチを通じて、学生たちは社会が抱える課題解決に挑んでいます。

「EARTH MART」とは



「EARTH MART」は、食をテーマにしたパビリオンであり、自然との共生を象徴する場です。ここで展示された「いのちのカート」は、伝統的なねぶたの技法を用いて制作された巨大なショッピングカートのオブジェです。学生たちは、木材、針金、和紙を駆使して、約11立方メートルのかごの中に、日本人1人当たりの10年間の食糧消費量を視覚的に表現しました。この挑戦は、観客に食と生命について深く考えるきっかけを提供することを目的としています。

社会的インパクト



今回の受賞は、学生たちのアート作品が社会に与える影響の大きさを示しています。「いのちのカート」は、単なるアート作品にとどまらず、生命や食糧問題についての重要な対話を促すものとなりました。本学の小山副学長は、この成果を大変意義深いものと考えており、今後も学生たちに社会に響く表現を促していく方針です。

学生たちの成長



「いのちのカート」制作に参加した学生たちは、授業を通して学んだ技術を最大限に活かし、協力してプロジェクトを形にしました。森岡厚次教授の指導のもと、彼らはアートとデザインの力を活用し、現実の問題を解決するための実践を経験しました。このプロジェクトは、彼らにとって成長の場であり、将来のキャリアに向けた貴重な経験となったことでしょう。

今後の展望



京都芸術大学は、今後も芸術を通した教育を推進し、学生たちが社会で活躍できるよう、実践的な学びをサポートしていきます。年間で100件以上の「社会実装プロジェクト」を実施し、学生たちが自身の作品を通じて社会と関わる機会を提供しています。これからも創造的なアーティストが育ち、様々な分野で活躍することが期待されます。

京都芸術大学が掲げる「藝術立国」を実現するため、学生たちの挑戦は続いていきます。これからの彼らの活躍に大いに注目したいところです。


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会社情報

会社名
学校法人 瓜生山学園 京都芸術大学
住所
京都府京都市左京区北白川瓜生山2-116
電話番号
075-791-9122

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