相模原市での土砂崩れ対策実証実験が始動!
応用地質株式会社(以下応用地質)は、神奈川県相模原市と共同で土砂災害のリスク軽減を目的とした実証実験を開始しました。この取り組みは、新たな技術を用いて土砂崩れの予測と対策を強化することを目指しています。
実証実験の資機材と目的
実現に向けて、応用地質は「表層傾斜計センサー(クリノポール)」と「土砂ハザードモニタリングシステム」を導入し、斜面の動きや土砂の状態をリアルタイムで監視します。これにより、土砂崩れが発生する前にその兆候を早期に察知し、適切な対応が取れるようにすることが目的です。
このプロジェクトは、2025年9月1日から2026年3月31日までの期間に実施される予定で、地域の防災力を高める重要な取り組みとなっています。
役割分担
相模原市は実証実験に必要な場所を提供し、システムの使用に関する意見や要望を募ります。一方の応用地質は、センサーやシステムを無償で提供し、設置やメンテナンスを行いながら、監視情報の表示方法などについても検討します。
この実証実験では、技術的な探求だけでなく、地域の防災意識を高めるための教育や啓発活動も行われる予定です。
応用地質の企業理念
応用地質は「人と地球の未来にベストアンサーを」という経営ビジョンを掲げ、深い地球科学の知見と先進的なデジタル技術を駆使して、様々な社会課題に取り組んできました。1957年の設立以来、地質工学の専門知識を正確にチューニングし、災害に強いインフラや持続可能な環境づくりに貢献しています。
最近では、自然災害が激化する中、特に土砂災害に関するリスク管理が急務であると認識されています。そのため、応用地質はすべてのステークホルダーと協力し、新たな防災価値を創造することに注力しています。
未来への取り組み
この土砂崩れ対策の実証実験は、単に技術を導入するだけでなく、地域住民の生活をより安全にするための重要なステップです。応用地質は、来るべき災害時に備えるため、持続可能な社会の実現に向けた新しい価値を世に広めていくことを目指しています。
新しい技術がどのように地域を守るのか、その結果が待たれます。