新合弁会社設立
2019-12-04 17:00:50
三井製糖が新たに中国で合弁会社を設立し家庭用糖市場に参入
三井製糖、中国で新たな合弁会社を設立
三井製糖株式会社は、中国における合弁会社を新たに設立したことを発表しました。これは、昨年中糧糖業遼寧有限公司(以下「中糖遼寧」)への出資に続くもので、家庭用小袋や各種加工糖の製造販売を目的としています。
合弁会社設立の背景
当社は、昨年末に中糧グループの一員として中国最大規模の精製糖工場を持つ中糖遼寧に出資しました。これは、同国の食品産業向けに高品質の砂糖を供給するための戦略です。さらに、家庭用砂糖の小売市場にも大きな成長可能性を見込んでおり、より多様な製品ラインを提供するために、新たなビジネス機会を検討しました。
新設した合弁会社は、営口新北方制糖有限公司と連携しており、都市部で増加している天然志向に対応したブラウンシュガーや様々な加工糖を展開します。この取り組みにより、当社はBtoB市場からBtoC市場へと展開を広げ、幅広い顧客ニーズに応えられる体制を築くことが可能となります。
新合弁会社の概要
1. 名称: 遼寧長和制糖有限公司
2. 所在地: 遼寧省営口市経済技術開発区熊岳鎮大鉄工業園
3. 代表者: 董事長 孫克非(Sun Kefei)
4. 事業内容: 小袋及び加工糖の製造販売
5. 資本金: 1億人民元(約15.4億円)
6. 出資比率: 三井製糖 35.0%、営口新北方制糖有限公司 65.0%
7. 設立日: 2019年12月2日
合弁相手の概要
営口新北方制糖有限公司は、精製糖の製造販売を行っている企業で、設立は2017年2月27日です。資本金は2,000万人民元(約301百万円)で、営口市にある経済技術開発区に位置しています。
合弁会社の設立により、三井製糖は中国国内の砂糖市場において、堅牢なサプライチェーンを確立できる見通しです。この新しい取り組みは、国内外での成長戦略においても重要な一歩となるでしょう。
まとめ
今後、三井製糖が開発する小袋製品やブラウンシュガーは、中国の家庭市場での競争優位性をもたらすことが期待されています。また、合弁相手である営口新北方制糖と共に、品質の高い製品を提供し、消費者の求めるニーズに的確に応える組織としての地位を築いていくことに注目です。ビジネスの拡大とともに、両社のさらなる発展が待たれます。
会社情報
- 会社名
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DM三井製糖株式会社
- 住所
- 東京都港区芝五丁目26番16号 Mita S-Garden
- 電話番号
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