自然酵母研究会
2026-05-31 16:33:35

岡山大学が久米南町で自然酵母に関する研究会を開催し地域活性化に寄与

自然酵母の魅力を探る研究会



2026年2月27日、岡山県久米郡久米南町に位置する古民家「里方屋」で、岡山大学が主催した「“自然ビール酵母”研究会 サテライト版」が開催されました。このイベントは、岡山大学の小野千由貴助教により企画され、地域の活性化および関係人口の創出を目指しています。自然酵母や微生物をテーマにしたこの研究会には、地域の大学や関係者が多数参加し、発酵に対する理解を深める貴重な機会となりました。

近年、さまざまな地域で自然由来の酵母を使用したお酒が製造され、特に日本酒やワイン、ビールといった品々が人気を集めています。このような背景の中、小野助教は自然酵母を使用したビールの醸造に着目し、その有用性を高める研究を実施しています。

当日のプログラムは、研究会と懇親会の二部構成で進行しました。研究会は、岡山大学研究・イノベーション共創機構の船倉隆央副本部長による講演からスタート。彼は「キャンパスを飛び出し、久米南町で挑む。学生たちの『やりたい』が地域を動かす」というテーマで、大学と地域が協力して取り組む実践例を紹介し、地域の学生たちの活動が如何に地域を活性化するかについて語りました。

次に、里方屋の岡田充泰氏と岡山理科大学の納村信之教授が、「里方屋プロジェクトの取り組み」というテーマで発表を行いました。この取り組みでは地元の活動がどのように広がっているか、また今後の展望について詳しく共有されました。

小野助教は自身の研究テーマである「“自然ビール酵母”研究会」について、野生酵母を含む地域由来の微生物資源に関する研究の意義を説明しました。さらに、岡山県立大学の田中晃一教授が「晴れの国に眠る、見えない宝物~野生酵母が紡ぐ“岡山ブランド商品”誕生物語~」という講演を行い、地域資源を使った商品開発の可能性についても述べました。

この後、大阪大学大学院の楠本憲一教授による「野外から分離した麹菌類の特徴と多様性」に関する講演があり、参加者は自然環境に存在する麹菌類の特性について専門的な知識を得ることができました。

研究会の終了後には、実際に酵母や麹菌、納豆菌を観察するワークショップが行われ、参加者は里方屋周辺の花や土壌を採取するフィールドワークを実施しました。この体験を通じて、地域で育まれる微生物資源を身近に感じながら、発酵と微生物の世界についての理解を深めることができました。

このような活動を通じて、岡山大学は地域の研究と資源をうまく結びつけることで、新たな価値を創造しています。今後も岡山大学は、学生や研究者と共に地域との連携を強化し、持続的な発展に貢献していくことを目指しています。地域中核大学としての役割を果たしつつ、更なる発展に向けて積極的な取り組みを続けていく所存です。これからも、岡山大学の活動にご期待ください。

久米南町の位置

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2026年5月31日発行


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国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
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