トラスコ中山が誇る新物流センター「プラネット愛知」開設
2025年2月4日、機械工具卸売商社のトラスコ中山株式会社は、愛知県北名古屋市に新たな物流センター「プラネット愛知」の竣工式を行いました。このセンターは、同社にとって最大規模のものであり、2026年7月の稼働を目指しています。
トラスコ中山の物流戦略
トラスコ中山は、モノづくりの現場に必要なプロツールを「必要な時」に「必要なモノ」を「必要なだけ」届けることを目指す企業です。現在、全国28か所で様々な商品を取り扱う物流センターを運営、約61万アイテムを保有しています。新たに設立された「プラネット愛知」では、これらのアイテムを倍増させ、最大で約100万アイテムの在庫を持つ予定です。
最先端の物流機器で効率アップ
「プラネット愛知」では、最新技術を駆使した物流機器を導入します。これにより、1日に約10万行の出荷が可能で、迅速かつ効率的な納品を実現します。特に、「ニアワセ+ユーチョク」という革新的なサービスを強化し、顧客へのダイレクトデリバリーが可能となり、環境負荷の削減にも貢献します。
荷物効率化とカーボンニュートラルへの対応
近年、物流業界ではドライバーの不足や働き方改革が進んでいます。また、カーボンニュートラルが求められる中、効率的な物流が喫緊の課題です。「ニアワセ+ユーチョク」は、複数の商品を一つの箱にまとめ、出荷単位を減らすことで、配送効率を高めていきます。
プラネット愛知の実際の運営
「プラネット愛知」の詳細は以下の通りです。
- - 所在地: 愛知県北名古屋市沖村白弓1-1
- - アクセス: 名鉄犬山線 西春駅より約2.5km(車で約9分)
- - 敷地面積: 12,595坪(41,634㎡)
- - 延床面積: 26,802坪(88,602㎡)
- - 建物構造: 複合構造(RC梁S構造)、免震構造
- - 階数: 倉庫4階、事務所4階
- - 能力: 出荷行数:100,000行/日、保管点数:100万アイテム
- - 建屋竣工: 令和7年(2025年)2月、稼働は令和8年(2026年)7月予定
- - 設計・施工: 大成建設株式会社
竣工式の様子
竣工式では、トラスコ中山の社長と設計・施工を担当した大成建設の社長が参列し、伝統的な儀式が執り行われました。この新しい物流センターの開設が、トラスコ中山のさらなる成長を進める一歩となることが期待されます。
まとめ
トラスコ中山が愛知に設立した「プラネット愛知」は、物流業界の課題に取り組むことで、効率のよい商品供給が実現するでしょう。これからの展開から目が離せません。