大学キャンパスで進化するセキュリティ
最近、大学や専門学校における施設利用の安全性と利便性を大幅に向上させる新たなソリューションが登場しました。株式会社構造計画研究所と株式会社KINCHAKUが共同開発したこのシステムでは、ビジネス向けのスマートロック「RemoteLOCK」とデジタルパス「KINCHAKU」を組み合わせ、ウォレットアプリを活用した入室管理を提案しています。この取り組みにより、学内の施設利用がよりスマートに、効率的に行えるようになります。
入室管理の新しい仕組み
現在、大学や専門学校では、学生や教職員の他にも様々な来校者が施設を利用しています。一方で、教育施設、図書館、研究室、部活動室など、利用範囲が多岐にわたり、入室管理の重要性が高まっています。特に、学生専用施設と一般公開される場所との棲み分けが求められ、安全かつ円滑な施設運営が必須とされています。
このような背景から、構造計画研究所とKINCHAKUは、ウォレットアプリを利用したスマートな入室管理システムを開発しました。利用者はアプリを通じてQRコードや暗証番号を手軽に確認でき、わざわざメールを探す手間が省けます。これにより、よりスムーズな施設利用が実現されるのです。
ユーザーの利便性向上
新たに提案されるウォレットアプリは、AppleのApple WalletおよびGoogleのGoogle Walletに対応しており、利便性を最大限に引き出しています。従来の鍵の管理や貸し出しが不要になり、管理者による手間も軽減されるため、セキュリティの向上と運用の効率化が可能です。
RemoteLOCKの設置によって、学生証や職員証を使って、QRコードや暗証番号で簡単に入室できるようになります。このシステムにより、施設管理者は入室権限をクラウド上で柔軟に管理でき、考慮すべきセキュリティ面も飛躍的に向上します。
RemoteLOCKの機能とメリット
RemoteLOCKは直感的に使用できる暗証番号式であり、多数の予約管理システムやチェックインシステムとのAPI連携が可能です。これにより、管理者は予約からチェックイン、決済、入室情報までを一元管理し、さらに入室履歴の取得やWi-Fi直接接続による安定した通信が実現します。通信が切れても、暗証番号や物理鍵を用いた解錠が可能なため、利用者にとってストレスフリーな体験を提供します。
また、KINCHAKUは多様なパスタイプを提供し、予約証明関係の使い方を柔軟にサポートします。これにより、交通券やイベントチケットなど、さまざまなニーズに応じたデジタルパスが利用可能になり、多様な利用者の期待に応えることができます。
未来のセキュリティ管理へ
構造計画研究所は、大学や専門学校が直面している課題解決に向けた革新的な取り組みを今後も進めていきます。新たな技術を取り入れて、より安全で便利な環境を整備することが求められています。大学のような教育機関にとって、このシステムは必需品となることでしょう。セキュリティと利便性が融合した新時代の管理システムが、今後どのように社会に浸透していくのか、目が離せません。