フジグランで資源循環サービス「PASSTO」が始まる
広島県の大型スーパーマーケット「フジグラン」では、2024年10月12日から新たに資源循環サービス「PASSTO」を導入し、不要品回収がスタートします。この取り組みは、地域社会における資源循環を進めるための重要な一歩です。今回の施策は、株式会社ECOMMITと株式会社フジの協力により実現しました。
フジグランの店舗に設置された不要品回収ボックス
「PASSTO」は、使わなくなった衣類や雑貨、ホビー用品などを回収し、再利用やリサイクルを目指すサービスです。フジグランの3店舗(広島、東広島、高陽)に設置された不要品回収ボックスで、地域の皆さんが手軽に自分の不要品を預けることができます。
回収対象となるのは、衣類(子ども服やトップス、ボトムスなど)、ホビー用品(ゲームソフト、フィギュア等)、ファッション雑貨(バックパック、キャップ等)です。ただし、回収できないものや濡れた品物は入れないように注意が必要です。
ECOMMITの役割とは
株式会社ECOMMITは、全国7ヵ所に循環センターを持っており、回収された不要品はそこから選別されます。リユース可能な商品は国内外で再流通され、リユースが難しい商品はリサイクルパートナーを通じて再資源化されるのです。この仕組みは、地域全体の持続可能な社会の実現に寄与しています。
ECOMMITの代表取締役CEO、川野輝之氏は、「捨てない社会をかなえる」ための取組を続けており、データ化されたトレーサビリティシステムを使ってリユースやリサイクルの率を算出し、CO2削減量を報告することにより、企業や自治体のサステナビリティを支援しています。
フジの地域密着型経営
株式会社フジは、地元に密着したビジネスモデルを推進しており、「豊かなくらしづくり」を理念に掲げ、地域の発展や人々を大切にする活動を積極的に行っています。環境負荷の低減や地域貢献に寄与するため、今後も持続可能な社会の実現に向けた活動を続けていくとしています。
まとめ
フジグランによる「PASSTO」の導入は、地域の住民が不要品を簡単に手放し、資源として再利用する仕組みを提供するものです。この取り組みを通じて、地域の資源循環が促進され、持続可能な社会への一歩を踏み出すことが期待されています。これからもフジグランを通じて、住民が気軽に参加できる資源循環の活動が広がることに期待が寄せられています。ぜひ、皆さんも身近な場所で資源循環に参加してみませんか?