フードロスの未来
2018-09-13 15:00:42
フードロスの未来を切り拓くために – Food Loss Thinking Day Shibuya
食品廃棄物削減への挑戦
2023年10月、渋谷にて「Food Loss Thinking Day Shibuya」が開催されました。このイベントは、食品ロスの問題に対し、より楽しい体験を通じて解決策を模索するために設けられました。フードロス、すなわち使用可能な食品が廃棄される現象は、日本国内で年間646万トンに上ると言われており、その深刻さは高まっています。多くの美味しい食材が企業、飲食店、家庭において捨てられている現状を見つめ直し、この問題に対する理解を深めることが目的です。
フードロスの現状
日本での食品廃棄物は、家庭や飲食店などさまざまな場面で発生しています。捨てられる食材が美味しさを失う前に、どう活用するかが重要な課題です。イベントの参加者は、ただ「捨ててはいけない」と押し付けるのではなく、食材を"活かす"楽しさと新たな体験の創造を目指すパネルディスカッションやワークショップを通じて、このトピックを紐解いていきました。
イベントのスケジュール
イベントは3つのセッションに分かれて行われました。最初のセッションでは、フードロスの課題についての講演があり、農林水産省の鈴木健太氏が基調講演を行いました。その後、SIGMAXYZ Inc.の田中宏隆氏がフードロスの現状について詳しく解説しました。
次に、フードロス削減の活動を知るクロストークセッションが開催され、業界のプロたちがそれぞれの取り組みを共有。HORBAL野上優佳子氏、一般社団法人日本食育コミュニケーション協会の石原奈津子氏、フードサルベージの平井巧氏など、多彩なスピーカーが登壇し、交流と議論が進みました。
最後のセッションでは、フードロスから考える未来の食についてのトークが行われ、EarthommUnity代表の大山貴子氏や、マイナビ農業の村田敏明氏が登場しました。
新たな取り組みとイノベーション
Food Loss Thinking Day Shibuyaの背景には、フードロス問題を解決するためのテクノロジーと新たな仕組みの重要性があります。これにより、市場の生産、流通、小売、外食、家庭、行政の各段階を横断して解決策を模索する機会を創出しました。従来の取り組みは各局面に分散されがちで、連携が難しかったため、その垣根を越えた議論が今後の打開策につながることが期待されています。
また、本イベントはEDGEofが主催し、渋谷を拠点とした革新的なビジネスモデルの形成と、社会全体へのインパクトを目指しています。
会社情報
- 会社名
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株式会社エッジ・オブ
- 住所
- 東京都渋谷区神南1-11-3
- 電話番号
-
03-6712-7768