九州の小売企業が連携、リテールメディアの新しい時代を切り開く

九州リテールメディアフェデレーションが誕生



九州地域の小売企業が連携して立ち上げた「九州リテールメディアフェデレーション」は、消費者の生活に寄り添った新たな広告メディアの実現を目指しています。この連合体は、株式会社SalesPlusが事務局となり、株式会社トライアルカンパニーや株式会社西鉄ストアなど、九州の複数の企業が参加しています。

新たな連携モデル



昨年12月には連合会参加企業による意見交換会が開催され、小売業界や広告代理店、地元メディアなど約8社30名が参加しました。これにより、企業間での情報交換が促進され、消費者向けメディアとしての可能性が広がったことが期待されています。

「九州リテールメディアフェデレーション」では、リテールメディアに関連する勉強会を開催し、広告や販促メニューの販売を本格化させる計画があります。これにより、メディアとしての幅広いサービスを提供し、地域の消費者に対するアプローチを強化します。

店内サイネージの導入



既に、九州リテールメディアフェデレーションには373店舗に2,621台の店内/店頭サイネージが設置されているとのこと。これにより、実質的なリーチ数は約730万人に達する見込みです。サイネージは、以前は個別に小売企業と打合せが必要でしたが、まとめての発注が可能になったことで、効率的な運用が実現しました。

この新しい試みは、「ムダ・ムラ・ムリ」の削減に繋がり、売り上げ実績150%を達成した企業もあるとのことです。特に、九州エリアにおける市場シェアの向上が期待されており、今後の成長が注目されます。

マルチメディア戦略の拡充



今後は、サイネージだけでなく、アプリ広告やアプリクーポン、店内放送といった様々なメディアのネットワークを構築していく予定です。これにより、消費者により多くの情報を提供し、購買意欲を高めていくことを目指します。

まとめ



九州リテールメディアフェデレーションの発足は、地域の小売企業が一丸となり、新しい広告およびマーケティング手法を開発する重要な一歩です。消費者の利便性を追求し、さらなる地域経済の発展に寄与するような取り組みが、今後ますます期待されます。

会社情報

会社名
株式会社SalesPlus
住所
東京都港区浜松町1-30-5浜松町スクエア9F
電話番号

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