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サファイアテラキャピタルがサンヨー商会に対する株主提案を発表

サファイアテラキャピタルは、シカゴに本拠を置く投資ファームで、日本の株式に対するエンゲージメント投資を専門としています。2017年から、同社はCuri RMBから引き継いだ前身ファンドを通じてサンヨー商会に継続的に投資しており、2025年10月時点で同社の発行済株式の5%以上を保有しています。

サンヨー商会の株主買い戻し決議

2025年10月14日、サンヨー商会の取締役会は、オフオークション方式での株式買い戻しを行うことを決定しました。翌日には、主要ビジネスパートナーであり主要株主であるヤギ通商の要請に基づき、500,000株を約16.35億円で再購入しました。この取引は、同社の株式の13.22%を保有するヤギ通商の合意に基づいて実施され、特定株主に対する優遇的な出口を提供する形となりました。

サファイアテラからの懸念

サファイアテラは、この取引が公平でなく、一般株主の利益に反するものであると考えています。取締役会が全ての株主のために企業価値を高める責任を持ちながら、選択的な再購入を進めたことに深い失望を感じています。一般株主の利益を真に尊重するのであれば、市場での取引を通じて資本を広く公平に還元するべきです。

¥40億の市場買い戻し提案

このような理由から、サファイアテラは以下の提案を取締役会に求めています。それは、2025年11月中に市場での株式買い戻しを開始し、最大100万株を4億円で再購入するというものです。再購入が完了次第、所有する自己株式はすぐにキャンセルされるべきです。

2025年8月時点で、サンヨー商会は約270億円の現金および有価証券を保有しています。一株主の要請に基づいて迅速に16.35億円の買い戻しを承認した取締役会が、一般株主のための40億円の買い戻しが不可能だと考えることは難しいです。この提案が真剣に考慮され、すべての株主のために迅速な行動が取られることを期待しています。

どのようにして株主全体の利益に繋がるか、注目が集まる中、サファイアテラの提案が如何にスムーズに進行するのか、今後の動向から目が離せません。

関連リンク

サードペディア百科事典: 株主提案 サンヨー商会 サファイアテラ

Wiki3: 株主提案 サンヨー商会 サファイアテラ