豊岡市の新たな挑戦:地域ブランドの誕生
豊岡市の観光イノベーションが新たにスタートしました。一般社団法人豊岡観光イノベーション(TTI)は、2025年12月に『Kinosaki Story』と『KANNABE ROOTS』という二つの地域ブランドを発表しました。このこれまでの土産物の枠を超えた新しい試みは、地域の魅力を体験として持ち帰ることを目的としています。これにより、観光客は単なる物品だけでなく、思い出を商品として持ち帰ることが可能となります。
ブランド誕生の背景
この新しいブランドの誕生は、観光市場の変化と地域の課題への取り組みによるものです。団体旅行から個人旅行への移行が進み、とりわけ若年層の観光客は、「大量生産の土産」ではなく、個性的でセンスの良い商品を求める傾向が強まっています。そこで、TTIは質の高いストーリー性を持った商品の提供を目指しました。
更に、訪日外国人観光客の嗜好を分析した結果、彼らは単なるお土産を求めていないことが分かりました。そのため、地元の経済への波及効果を高めるために、地域全体で楽しめる商品を開発しました。また、雪不足や人口減少といった地元の課題にも取り組む必要があります。歴史を持つ城崎温泉や神鍋高原の資源を現代的デザインで再定義し、新たな経済循環を創出する計画です。
各ブランドの特性
Kinosaki Story
- - コンセプト:「そのひとつが、また帰りたくなる理由になる。」
このブランドは、1300年の歴史を誇る外湯文化を背景に、ミニマルで上質なデザインの製品を展開しています。商品の一例として、Tシャツ、ボトル、マグネットなどがあり、旅の余韻を日常に持ち帰ることができます。
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KANNABE ROOTS
神鍋高原の自然を愛する人々へ向けて、アパレルや雑貨を提案しています。火山が形成した大地をテーマにした商品は、アウトドアライフスタイルにぴったりのアイテムを提供します。Tシャツやトートバッグも取り揃えています。
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地域全体の経済循環に貢献
このプロジェクトは、地域全体で協力し合いながら、観光の収益を増すことを目指しています。例えば、現地にしかない価値を提供するため、オンライン販売は行わず、観光客に実際に店舗を訪れてもらうことを重視します。また、宿泊施設や飲食店と連携し、地元事業者とともに地域経済が回る仕組みを構築する予定です。
未来の展望
今後、TTIは地元企業とコラボレーションし、地域特産品を取り入れた新しいシリーズを展開する考えです。また、宿泊施設や観光地とも手を組み、地域全体で物販を広げ、さらなる経済循環を創造していきます。実際に消費者が現地を訪れたくなるような体験提供を行うことで、観光地としての魅力も大いに高まることでしょう。
政府が支援する地域活性化の一環とも言えるこの取り組みは、豊岡市の新たな観光の形を提案し、それにより、観光業の発展を支えるプロジェクトです。