リユーススタートアップKLDがソウルにポップアップ展開し新たな風を吹かせる

KLDが開催した初の海外ポップアップ「KLD POP-UP IN SEOUL」

福岡県糸島市に本社を置くリユーススタートアップのKLDが、9月27日から29日までの間、韓国のソウルで「KLD POP-UP IN SEOUL」という初の海外ポップアップイベントを開催しました。このイベントは、KLDのブランドリニューアルを記念して行われ、ファッションアイテムのリユースを促進する循環型サービスの一環として実施されました。

ポップアップの内容と場所

このポップアップでは、KLDがこれまで独自に蓄積した数万点のストックから200アイテムを厳選し、特に日本のデザイナーズブランドに焦点を当てました。代表的なブランドとしては、COMME des GARCONSやISSEY MIYAKEといった歴史あるデザイナーから、現在日本で急成長中のMame KurogouchiやAURALEEなどが選ばれています。

会場はソウルのファッションの中心地、梨泰院（イテウォン）のアーカイブアイテムを扱うショップ「NOBOUNDARIEZ」で行われ、210名のファッション関係者が集まりました。モデルや編集者、インフルエンサーといった多様なバックグラウンドを持つ参加者たちが集結し、彼らの総フォロワー数は500万人にも上ります。このことから、日本のリユースファッションに対する関心の高さが伺えます。

KLDのミッション

KLDは、「QUALITY REUSABLES」というタグラインの下、リユース文化の普及を目指しています。日本で急成長しているファッションリユース文化を、拠点である糸島から世界各国へと拡大していく考え方は、その理念をきちんと反映したものです。特に、日本のデザインを海外に紹介する活動は、リユースブームを国内外で広げるための重要な役割を果たすでしょう。

KLDの今後の展開

KLDは、今後も持続可能なファッションを提案し続けることが期待されます。ポップアップイベントを通じて得られたフィードバックをもとに、国内だけでなく海外市場への進出を見据えた戦略を展開していくとのことです。また、KLDの公式ウェブサイトやInstagramでは、購入可能なアイテムや新たな取り組みについての最新情報が随時更新されていく予定です。

KLDのポップアップイベントは、単に商品を販売する場にとどまらず、日本のファッションリユース文化の魅力を他国に伝える重要なプラットフォームでもあります。今後のKLDの活動から目が離せません。