下田顕生 ガラス作品展~三不善根~
2024年11月22日(金)から12月3日(火)まで、西武池袋本店8階の美術画廊にて、下田顕生氏のガラス作品展「三不善根」が開かれます。この展示会では、色鮮やかなガラスを駆使して、独自の世界観を表現した数々の作品が紹介されます。
下田顕生氏は色ガラスの組み合わせを巧みに活かし、ホットワーク技法を基にした作品制作を行っています。透明感あふれるガラスと、柔らかな曲線が特徴的で、特に金魚やその他の生き物をユーモアと豊かな表情で描いています。彼の最新作には、浮世絵や古典絵画から得たインスピレーションも反映されており、歌川国芳の「金魚づくし」や河鍋暁斎の楽しい蛙の姿をガラスで再現した作品も展示されます。これにより、絵画の魅力と下田氏の個性が融合した楽しい雰囲気が展開されます。
以下は代表的な作品の紹介です。
龍の子(彼岸花)
- - サイズ:H13.5×W30×D15cm
- - 「いずれ龍と成る鯉 道を標す龍爪花(彼岸花)」を表現した作品。この作品は、強さと美しさを併せ持つ、力強い生命力を象徴しています。
蝶と椿
- - サイズ:H16×W15×D13cm
- - 霞の中に浮かぶ椿の花を描き、それに誘われて舞い込むカラスの蝶の幻想。色合いや形状が美しく、夢のような空間を想像させます。
おに(だるま落とし)
- - サイズ:H16×W8×D8cm(左)
- - さまざまな興味を持つ小鬼を描いた作品です。ゲラゲラと笑いながら遊ぶ姿が、見る人を楽しませます。
おに(ロデオ)
- - サイズ:H16×W16×D10cm(右)
- - 好奇心旺盛な小鬼が、楽しさを追い求めている様子を描いたユニークな作品です。
下田顕生の略歴もご紹介します。彼は1985年に熊本県で誕生し、2007年に倉敷芸術科学大学の芸術学部工芸学科ガラスコースを卒業。その後、阿蘇ガラス館での勤務を経て、2011年には国の現代の名工、黒木国昭氏に師事し、グラスアート黒木での経験を積みました。その後は富山ガラス工房にも所属し、各地でのガラス展を通じてその名を広めていきました。
彼の作品は多くの展示会やアートフェアで注目を集めており、特に「下田顕生 ガラス展」シリーズでは、訪れる人々に新しい視点を提供し続けています。2024年には銀座蔦屋書店でも別の作品展の開催が予定されています。
西武池袋本店で開催されるこの作品展は、ガラスの美とその独特な表現力を楽しむ絶好の機会です。ぜひ足を運んで、下田顕生氏の色とりどりのガラス作品の世界を体験してみてください。
開催詳細
会期:2024年11月22日(金)~12月3日(火) ※最終日は午後4時まで
会場:西武池袋本店8階(南A9)美術画廊
住所:〒171-8569 東京都豊島区南池袋1-28-1
電話番号:03-3981-0111(大代表)
営業時間:10:00~20:00
最新の情報は西武池袋本店の公式サイトで確認してください。