東京都公立大学法人、自然と共生する豊かな社会の実現へ!「ネイチャーポジティブ宣言」を発出
近年、地球温暖化や人間活動の拡大により、生態系が深刻なダメージを受け、生物多様性が失われつつあります。この状況を受け、世界では気候変動対策と生物多様性保全を一体的に進める「ネイチャーポジティブ」という概念が注目されています。
東京都公立大学法人は、この深刻な状況を踏まえ、持続可能な社会の実現には健全な地球生態系の保全が不可欠であると認識し、その保全、研究、教育活動を行うことを誓約する「ネイチャーポジティブ宣言」を発出しました。
この宣言は、同法人が2021年7月に発出した「気候非常事態宣言」と2023年3月に策定した「カーボンニュートラル推進プラン」に基づく取り組みをさらに強化するものです。同法人は、ネイチャーポジティブ宣言に関連する研究成果を積極的に社会に還元していくとともに、環境報告書の公表を通じて、自然と共生する豊かな社会の実現に貢献していくことを目指しています。
ネイチャーポジティブとは?
ネイチャーポジティブとは、自然を回復軌道に乗せるために、生物多様性の損失を止め、回復させることを意味します。自然の恵みを守り、未来の世代へ引き継ぐために、人間活動と自然との共存関係を見直すことが重要となります。
東京都公立大学法人の取り組み
東京都公立大学法人は、ネイチャーポジティブ宣言の実現に向け、以下の取り組みを推進していきます。
研究活動: 生物多様性保全、気候変動対策、持続可能な社会に関する研究を強化し、その成果を社会に還元します。
教育活動: 学生に対して、自然環境や生物多様性に関する知識や理解を深める教育を行い、次世代を担う人材育成を推進します。
社会貢献活動: 地域社会と連携し、自然環境保全活動や啓発活動に取り組みます。
環境報告書の公表: 環境負荷の低減に向けた取り組みや成果を透明性を持って公表します。
東京都公立大学法人は、ネイチャーポジティブ宣言を通じて、自然と共生する持続可能な社会の実現に貢献していくことを目指しています。