医療現場の働き方改革を促進するPHRサービス「ドクターコネクト」が進化
株式会社シーエスアイは、スマートフォン向けPHRサービス「ドクターコネクト」に新たな機能を追加し、今夏より順次提供を開始することを発表しました。
「ドクターコネクト」は、患者が自身の健康情報を管理できるサービスで、医療機関との連携機能も備えています。今回の機能追加により、患者は受診予約や問診情報の事前登録が可能になり、病院での待ち時間を短縮することができます。また、医療機関は患者の情報を事前に把握することで、診療計画を立てやすくなり、効率的な運営が可能になります。
受診予約機能の追加で患者利便性向上
新たに搭載された受診予約機能は、患者が自身の通院予定を自由に組めるように設計されています。さらに、先行提供中のWeb問診アプリケーション「からだメモ」との連携により、病院内での滞在時間を短縮することも可能です。
医療機関側にとっても、患者の情報を事前に把握できることで、その日の診療計画や受け入れ準備を効果的に行えるようになり、スムーズな診療体制構築に貢献します。
電子カルテシステムとの連携で業務負荷軽減
医師向けアプリケーション「ドクターメモ」には、電子カルテシステムとの連携機能が追加されました。患者が「からだメモ」に登録した問診情報(主訴、既往歴、アレルギーなど)を、電子カルテシステム端末にBluetooth経由で転送することができます。これにより、診療記事の転記やスキャン作業が不要となり、医師の業務負担を軽減します。
医療従事者間の情報共有で働き方改革を促進
「ドクターメモ」の機能は、医師だけでなく、看護師や医師事務作業補助者にも提供されます。時間や場所を限定することなく、医療従事者間で情報共有ができるようになることで、医療現場の働き方改革を進めるために必要な業務シフト/シェアを実現します。
今後の展望
シーエスアイは、今後「ドクターコネクト」をさらに進化させ、医療現場の働き方改革と病院の経営改善に貢献していくことを目指しています。具体的には、自社の電子カルテシステム「MI・RA・Is」シリーズとの連携機能を追加し、患者情報の共有や診療情報の同期などを実現する予定です。
「ドクターコネクト」は、患者と医療機関双方にとって利便性の高いサービスです。今後も機能強化を進め、医療現場のデジタル化を促進していくことが期待されます。