NTT-ATが新たなサービスを展開
NTTアドバンステクノロジ株式会社(NTT-AT)は、新たに多言語リアルタイムコミュニケーションアシスタント「globejoy」の対面版を2025年9月26日から提供開始します。これは、様々な言語を使用する人々が集まる場において、円滑なコミュニケーションを可能にするための画期的なサービスです。
このサービスの背景には、日本国内で外国人労働者の受け入れが進んでいる現状が挙げられます。地域社会や職場において、異なる言語を話す人々との接触が増加しており、観光業においても外国人訪問者が年々増加しています。このような状況の中で、「globejoy」は言語の壁をなくし、スムーズな会話をサポートすることを目指しています。
対面版の特徴
インターフェース
対面でのコミュニケーションには、即時性が求められます。そのため、「globejoy」の対面版は、来訪者と窓口担当者が希望する言語を選ぶだけで、すぐにコミュニケーションを開始できるインターフェースを採用しています。これにより、迅速な対応が実現可能です。
外部表示ツールとの連携
さらに、翻訳結果を透明ディスプレイやプロジェクターに投影できるようになりました。これにより、互いの表情を確認しつつ、理解度を高めることができます。この新しい機能は、視覚的な理解を促進するとともに、より人間味のあるコミュニケーションを可能にしています。
iPadに最適化
「globejoy」は、使いやすいiPadにも最適化されており、特別な技術的な教育や複雑な設定を必要とせず、すぐに利用することができます。これにより、多様なシーン、例えば自治体の窓口や観光施設などでの実施が簡単になります。
利用シーンとその利点
対面版は、特に自治体の窓口や観光業、ホテルサービスなど、多言語でのリアルタイムコミュニケーションが求められる場面での利用が見込まれています。さらに、警察署や不動産などのライフライン窓口でも活用できるため、幅広い業種において多言語でのスムーズなコミュニケーションをサポートします。
加えて、NTT-ATは高指向性小型マイクロフォンも提供しており、ノイズキャンセル機能によって賑やかな環境でも高品質な音声を認識することが可能です。
提供情報
この新サービスは2025年9月26日より提供が開始される予定で、詳細な価格や提供地域に関してはお問い合わせが必要です。また、現在「globejoy」のWeb会議利用版を持っているユーザーに向けても、便利な利用方法の提案を考案中です。
展示会出展
「globejoy」の対面版については、2025年12月17日から19日に開催されるDX総合EXPO2025冬大阪で発表予定です。
「globejoy」について
このサービスは、2020年に開発が始まり、言語の壁がコミュニケーションを妨げる問題を解決するために提供されています。日本でも英会話に自信がない方が多く、外国人労働者や観光客の増加が続いているため、「globejoy」はそのニーズに応えつつ、さらなる改善を続けていきます。
主要機能の紹介
1.
20言語でのリアルタイム翻訳: 発話者は好きな言語を選び、会話の内容が瞬時に翻訳されて表示されます。
2.
インストール不要で迅速な利用: クラウドサービスとして提供され、導入時のリードタイムが短縮されています。
3.
3言語同時翻訳: 一度に複数の言語でのコミュニケーションが可能で、異なる言語を話す参加者がスムーズに会話できます。
「globejoy」は、NTTアドバンステクノロジ株式会社の登録商標であり、その発表された情報は発表日現在の内容です。今後変更される可能性があることをご留意ください。