最近、クラウド型の稟議・ワークフローシステム「kickflow」が契約マネジメントシステム「ホームズクラウド」との業務提携を発表しました。この提携により、企業内での捺印や購買申請、アカウント開設依頼、事故報告などの業務プロセスを一元的に管理し、円滑な意思決定を実現することが期待されています。
まず、kickflowは企業の申請および承認業務の効率化を図るためのシステムであり、経営のスピード向上と事業成長を促進することを目的としています。クラウドを活用し、ペーパーレスでのワークフローを可能にするため、多くの企業がその導入を進めています。このシステムは、特に大規模な組織におけるワークフローの柔軟性を備えており、個々の組織や権限に応じた承認経路や閲覧者の設定が可能です。
一方、ホームズクラウドは契約のライフサイクル全体を管理する契約マネジメントシステムです。契約書の作成から保管、ステータス管理に至るまで、複雑な契約業務をシンプルにし、業務効率の向上を実現。両者の提携により、支出や契約に関する情報がクラウド上に集約されることで、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)の促進が期待されます。
日本におけるデジタル化の推進において、特に「2025年の崖」を克服することが大きな課題とされています。この概念は、老朽化した既存のITシステムが残存した場合、国際競争に遅れを取るリスクを示しており、多くの企業が基幹システムの刷新にIT予算を投じている実情があります。実際、2020年の企業IT動向調査によると、IT投資の理由の41.7%が「基幹システムの更新」とされています。これに対して、kickflowとホームズクラウドの連携により、より新しいデジタル技術の導入が進むことが見込まれています。
この業務提携に関する具体的な連携内容は、今後、顧客の声をもとに調整されていく予定です。さらに、両社はオンラインセミナーを開催することも計画しています。このセミナーでは、kickflowとホームズクラウドそれぞれの製品紹介に加え、実際に両システムを使用している企業の導入担当者の体験談も聞くことができます。
セミナーの詳細は、公式ウェブサイトにて公開されています。参加は無料で、興味のある方はぜひ申し込んでみてはいかがでしょうか。
kickflowとホームズクラウドの提携は、企業の業務効率化にとどまらず、デジタル化の流れを加速する重要な一歩となることでしょう。これによって、多くの企業が抱える業務の複雑さや非効率を解消する手助けとなり、競争力の向上につながることが期待されています。
【会社概要】
- - 株式会社kickflow: 東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー
- - 株式会社Holmes: 東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル6階 Inspired Lab内
この提携により、両社が提供するサービスの更なる向上が期待されるため、今後の展開に目が離せません。