岡山県井原市美星町でガンダムマンホールが登場!
美星町観光協会の取り組みが注目を集めている。ガンダムマンホールデザインの重ね捺しスタンプラリーが、3月初旬にSNSで発信されて以来、わずか2週間で400万回再生を超えるなど、多くの反響を得ているのだ。この取り組みは、全国初の試みにあたる。
スタンプラリーの概要
このプロジェクトは、バンダイナムコグループが推進する「ガンダムマンホールプロジェクト」の一環である。井原市に寄贈された「ガンダムマンホール」を使ったこのスタンプラリーは、美星町の観光振興を目的として企画されたもので、美星町観光協会が主導している。町内には、5か所にわたって、計6種類のスタンプが設置されており、各スタンプは重ね捺しが可能だ。
参加者は、200円で購入した台紙にスタンプを押し、完成を目指してスタンプを集める。美星町の観光名所である美星天文台、中世夢が原、星の郷青空市、星の郷観光案内所、カフェイルパタタが参加場所となっている。
SNSの影響
動画が投稿された直後から、多くの視聴者やファンの心を掴んだ。この現象は、美星町の存在を知らなかった人々にも広がり、町を訪れる観光客が急増。このスタンプラリーの台紙の販売数は、前月に比べて800%も増加したというから驚きだ。SNSの力で、町の知名度向上にも寄与している。
美星町とは?
美星町は「美しい星が見える町」として知られ、天体観測の重要拠点でもある。歴史的には、北極星の信仰が根付いており、流れ星にまつわる伝説が伝わる場所でもある。また、1989年には光害防止条例を制定し、星空環境の保護への取り組みも行ってきた。
美星天文台は、町のシンボル的存在であり、1993年の開館以来、国内有数の天文台としての地位を築いている。2021年には国際ダークスカイ協会から星空保護区として認定され、国内で3番目、アジアで初のコミュニティ部門認定を取得するなど、その星空環境の素晴らしさが認められている。
なぜ井原市にガンダムが?
井原市が「ガンダムマンホールプロジェクト」に参加した背景には、地域活性化を図るバンダイナムコグループの挑戦がある。美星町に寄贈された2種類のマンホールの一つは、美星天文台とコラボレートしたデザインであり、開放的で美しい星空を見上げることができるスポットとして期待されている。
美星町には、今後も魅力あるイベントが行われることが期待される。観光客が増え続ける中、このガンダムマンホールスタンプラリーは、町の知名度向上や観光振興に繋がる重要な施策となりそうだ。