ソコナラの新たな取り組み
関西電力グループに属する株式会社ソコナラ(代表取締役:三宅庸介)は、地方経済を支える中小企業の人材採用をサポートする新しいサービスを10月3日より始動します。このサービスは、従来の採用方法に新たな視点を加え、転職希望者と求人企業が直接対話を持つ機会を提供します。
中小企業の人材不足の現状
日本には99.7%の企業が中小企業であり、地域雇用の大部分を占めています。しかし、近年の少子高齢化や地域産業を支える労働力の減少により、多くの地方で人材不足が深刻な問題となっています。このままでは地域経済やコミュニティの活力が失われてしまう懸念があります。
ソコナラ設立の背景
三宅庸介氏は、九州大学大学院を卒業後、2006年から関西電力で法人向けコンサルティングに従事。そこで「人事領域」に関する重要性を感じてきました。エネルギーに関する課題も多く抱えながら、いかに企業と人材を結びつけるかが経営課題に直結することを学び、新たな事業の立ち上げを決意しました。
ソコナラのサービス内容
ソコナラのサービスは、主に【ソコナラMEET】と【ソコナラWEB】の2つから構成されています。
1. ソコナラMEET
このワークショップでは、企業と転職希望者が同じ場に集まり、リアルな対話を通じて相互理解を深めます。参加者は企業側からの具体的なフィードバックや将来のキャリアビジョンを共有し、自分の適性を知ることができるため、通常の採用イベント以上に企業への志望度が高まります。
2. ソコナラWEB
参加企業の魅力をWEB上にしっかりと伝えるために、ワークショップで得られた情報をそのまま採用コンテンツとして使うシステムが採用されています。経営者のキャリアやビジョンが反映されたウェブページが自然に作成され、企業の特徴がよりリアルに伝わります。
3. 交流会での理解深化
交流会では、参加者がリラックスした状態で自然なコミュニケーションを行い、面接ではわからない人柄や適性を肌で感じることができます。このプロセスにより、自分に合った企業とのマッチングが可能となります。
地域経済への貢献
ソコナラは、企業の魅力を引き出し、採用力を高めることを目指しています。また、地域での自分らしいキャリアを選ぶ人材が、また地域に戻ってくるような循環を生むことにも注力しています。これにより持続可能な地域経済の発展に貢献したいと考えています。
今後の展開
まずは福岡エリアでサービス提供を開始し、今後は全国展開を視野に入れています。なお、有料職業紹介事業についても10月1日より許可を取得し、準備を進めています。
会社概要
- - 社名: 株式会社ソコナラ
- - 所在地: 福岡市中央区天神二丁目5番28号天神西通りセンタービル
- - 設立: 2024年7月1日
- - 資本金: 500万円
- - WEB: ソコナラ公式サイト
このように、ソコナラは中小企業の採用に新たな風を吹き込む取り組みを進めています。地域経済の活性化にもつながるこのサービスが、多くの企業や求職者にとって有意義なものとなることが期待されています。