耐火性と耐久性が両立するEPC耐火モルタル
EPC耐火モルタルは、建物の補修に最適なポリマーセメントモルタルです。開発・販売は2018年7月から始まり、当社の請負工事での施工実績は累計施工面積約30,000㎡に達しました。この数値は、施工に必要なモルタルの総量を補修厚さ10mmで換算したものです。
どのような背景で開発されたのか
EPC耐火モルタルが開発される以前、市場には火災時の要求性能を満たさないコンクリート補修用のポリマーセメントモルタルが存在していました。このような現状を踏まえ、当社は付着性能と耐久性を維持しながら、耐火性にも優れたモルタルを開発することを目指しました。
現在の施工状況とその用途
6年間の時を経て、EPC耐火モルタルは様々な建物に対して施工が行われています。特に、「かぶり厚さ」と呼ばれるコンクリートの表面保護層を確保するための補修においては、耐久性と耐火性の双方が求められます。これにより、法令にも適合した断面修復材として使用することができるのです。
これが必要とされる理由
既存のコンクリート建築物は、耐火性だけでなく耐久性も確保する必要があります。EPC耐火モルタルは、その両方の性能を兼ね備えており、現行の建築基準法にも適合しています。つまり、この材料を使った補修は、建物の長寿命化に寄与することが期待されています。
製品概要と特長
EPC耐火モルタルは、RC建築物のかぶり厚さや断面欠損を補修するために設計された製品です。耐火性能だけでなく、品質基準にも適合しているため、新築工事や改修工事の両方で使用することができます。
提供する工法と適合法令
本製品は、様々な工法に対応可能であり、補修の際に適合する法令も多岐に渡ります。また、物性試験のデータを基にした証明も行っており、施工後の耐火評価でも十分な実績を持っています。
防火試験における実績
EPC耐火モルタルの防火試験では、加熱後も剥落や爆裂が確認されず、ひび割れが発生したものの、補修対象に必要な性能を保持していることが証明されています。この試験結果も、当社が推奨する補修方法の信頼性を高めています。
今後の展望
当社は、引き続きEPC耐火モルタルを用いたコンクリートの補修を行い、建物の耐久性と安全性を向上させていく所存です。建物の長寿命化を目指し、より安全な環境づくりに寄与してまいります。
お問い合わせ
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株式会社コンステック技術本部。
EPC耐火モルタルは、安心して使えるコンクリート補修材として、高い評価を得ています。今後もこの分野での進化が期待されます。